12.遠景の表現
提供者 : セルシス
更新日 : 2015/06/30
閲覧数 : 8885回 総合評価 : 0件
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近景や中景と差別化するため、汚れなどの細かい描写は省き、塗り分けをしたレイヤーに直接影の色を塗る事でシンプルに表現します。 遠くに行くほど住宅が空気の色に溶けこみコントラストが弱まることを意識します。
(1)下塗りで大まかに色を置いて色合いに違和感がないかどうか確認してから、はみ出しが目立たなくなるように修正します。
(2)あまり多くの色を使いすぎると近景・中景とのバランスが取れなくなりますが、モノトーンで表現してしまうのも味気ないので、ラフで最初に塗った色から大きく変化しない程度に、屋根の色に赤や緑を混ぜました。
陰影の入れ方に関しては、『ここには光が当たっているはずだけど、周りに光が当たっている部分が多いから影にしてバランスを取ろう』というような調子で、遠くから絵を見たときの雰囲気を優先しています。これで、ひと通り彩色が終わりました。
次はいよいよ仕上げです。
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