1.ラフ
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1.キャンバスの作成
まずキャンバスを作成し、ラフを描きます。今回はA4、350dpiのキャンバスで制作します。
[ファイル]メニュー→[新規作成]で下記の設定にします。
2.ラフ
[鉛筆]ツールの[中芯]でラフを描きます。今回のラフから線画までの作業はすべて[鉛筆]ツールを使用します。
設定は補正を強めにしています。
今回のイラストはQuarterly pixivで描いた女の子を違うイメージで描いてみようと思います。Quarterly pixivでは昼の明るいイメージで描いたので、ここでは夜の幻想的なイメージにしました。構図はQuarterly pixivでのイラストが引き気味のイラストだったので、今回は足元までで、真ん中に大きめに据えてみました。
ラフは人物の表情やポージング、背景のイメージなど大まかな部分が押さえられる程度に描いています。
今回のポーズは、Quarterly pixivでのポーズと少し関連付けて片方の手を胸元に置いて、もう片方に変化をつけてみました。
ラフを描いたレイヤーは「ラフ」という名前にしておきます。
3.ラフ着彩
完成のイメージをつかむために、ラフに軽く着彩します。
Quarterly pixivでは明るいイラストとは対照的な夜のイメージにします。
ラフの下にレイヤーを置いて簡単に塗っていきます。ラフへの着彩のときは、レイヤーに名前はつけません。
使用しているツールは同じく[鉛筆]ツールです。ラフの塗りにはサイズを20px、50pxくらいにしています。[鉛筆]ツールが一番手っ取り早く簡単に塗れるので、ラフの塗りはいつも[鉛筆]ツールを使用しています。
背景の空の色は左上に月が入り、月の部分と足元が明るくなるイメージでやや薄くしておきます。
背景のレイヤーと別のレイヤーに肌や髪、ドレスも大雑把に塗っていきます。
Quarterly pixivでは女の子の周りを花で装飾しましたが、今回は蝶で女の子を囲もうと思います。
パターンブラシのブラシ形状「チョウチョ」を使用します。
(1)[ツール]パレットで[パターンブラシ]ツールを選択し、ツールバーの[カレントツールセット]で[にじみブラシA]を選択します。
(2)[ツールオプション]の[ブラシ形状]をクリックします。
(3)左上の[パターン素材集の一覧]をクリックし、[スタンプ]を選択します。
(4)一覧から[チョウチョ]を選択します。
(5)[ツールオプション]で次のように調整します。
チョウチョを描くレイヤーを色塗りしたレイヤーの上に配置し、合成モードを[加算(発光)]にします。[加算(発光)]レイヤーに描写することで簡単に発光した描写ができます。
チョウチョが少女の方に集まってくるように左右から描いていきます。ここでは全体のイメージをつかめればいいので大雑把にチョウチョを配置していきます。髪飾りにもチョウを使ってみました。
背景の月や星も同様のレイヤーモードで描写します。レイヤーを背景の空の色を塗ったレイヤーの上に配置し、合成モードを[加算(発光)]にします。
これでラフの完成です。全体的に煌びやかな感じでイメージを固めました。
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