1.試し描き
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1.ブラシの設定
はじめに、ブラシの設定をしてラフを描いていきます。色を置いてラフを作るので、ある程度硬めで、適度に混ざるものを使います。
ここでは、[水彩]ツールのツールセット[丸筆]を使ってみます。
(1)ラフに適した設定に変更します。
サイズの[影響元]を[変化なし]にします。
ぼやけたラフにならないよう、[硬さ]を「100」(最高値)にします。
[手ブレ補正]を「0」(最低値)にします。補正値が高いままだと、描画の反映が遅れて描きにくくなるので、それを避けています。
手ぶれ補正とは
タブレットペンのブレの抑制について設定します。タブレットに入力してから画面に表示するまでに描画した線を平均化します。
値を大きくすると線が全体的に丸みをおびるようになり、線が滑らかになります。
ただし、実際に描画されるまでに若干遅延が発生します。値を小さくするほど入力に忠実になります。
(2)設定したブラシで試しにラフを描きます。
試しに色を混ぜるだけでなく、ごく簡単な立体物を描いたりして、絵にしたときの印象を見ます。筆触を活かせるように、直線を描く場合であっても基本的には手描きです。
1枚のレイヤーに色を重ねるように描画します。
感覚がつかめてきたので、本番のラフを描きます。
試しに描いたラフを[delete]キーを押し削除します。
2.色と形を大まかに置く
ラフを描きます。ラフは、単一色ではなくて、分かりやすいように簡単に色をつけて描きます。
手慣らしに描いたものと同じ要領で、大雑把に思いつくままに形を描きます。
輪郭をカッチリと描く場合、あるいは、線に近いものを描いていく場合は、[ペン]ツールのツールセット[G]などと使い分けていきます。
[G]のツール設定の[手ぶれ補正]も「0」にすると、描画の反映が遅れることがありません。
ブラシサイズの変更
ブラシサイズの変更はショートカット[Ctrl]+[Alt]+ドラッグを使うとスムーズです。
大まかな形ができてきました。最初は、あまり細かいところは考えずにやっています。
ここからさらに構図を練りこんでいきます。
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