2.視野を拡げて構図を練る

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : こより
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1.変形と縮小

1点だけみて考えていると、窮屈な印象になりやすいので、キャンバスの外側など、周辺はどうなっているのか、といったことも意識します。
実際に描き足してみることにします。

元の大きさの絵は念のため別レイヤーに複製しておきます。

(1)[レイヤー]メニューから[レイヤーの複製]を選択し、レイヤーを複製します。

(2)元のレイヤーを非表示にします。

(3)[編集]メニューから[移動と変形]→[拡大・縮小]を選択します。

(4)適当に70%程度に縮めます。

 

これで周りを描き足せるようになりました。

2.周囲を描く

ラフの続きを描くつもりで、周囲を描き足していきます。

画面が埋まってきたら、ものの配置や距離感などをあらためて見直します。
ものの配置を見直すとき、たとえば上空から見下ろしたイメージがあるかどうか(おおまかな地図を描いてみるのもよいです)、全体の距離や視野角(どれくらいの範囲が見えるのか、どの程度の大きさで遠くをみせるのか)などを考えます。

広い範囲に意識が行き渡り、全体の構図が定まりました。

次は、色の明暗を整えて、絵の下地作りをしていきます。

作者プロフィール:こより  (サイトURL:http://koyori.org/

1983年6月8日生まれ、鹿児島在住。イラストレーター。講談社ノベルス『ぐるぐる猿と歌う鳥』(児童書/著:加納朋子)装画。スターバックスディスカバリーズ(コーヒー飲料/販売:サントリー食品株式会社)。ショップカードデザインなど手掛ける。

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