1.使用エアブラシの設定
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最初に、メインで使用する[エアブラシ]ツールの設定をします。
[エアブラシ]ツールの[ツールセット]パレットにあらかじめ登録されている[筆圧ぼかし]、[ふんわり]の2種類をカスタマイズして、オリジナルの設定を作ります。
1.オリジナル[描き込み用エアブラシ]
ツールセット[筆圧ぼかし]をカスタマイズして、オリジナルの設定を作ります。
このブラシは、細部や背景、フワっと見せたい部分など、ほとんどメインで使用します。
[ツールセット]パレットの[筆圧ぼかし]をクリックし、[ツールオプション]を表示させます。
ここで、ツールの設定をカスタマイズします。
【A】[硬さ]を「1」に設定します。ここの数値が低い程、輪郭のぼやけたやわらかい線が引けるようになります。
【B】[筆圧設定]を調整します。右下にあるポイントを左上にドラッグし、カーブの形を変えます。
2.オリジナル[重ね塗りエアブラシ]
ツールセットの[ふんわり]をカスタマイズして、オリジナルの設定を作ります。
このブラシは、広い面を塗るときに使用します。
[ツールセット]パレットの[ふんわり]をクリックし、[描き込み用エアブラシ]と同じように、[ツールオプション]で設定を変更します。
【A】[不透明度]の数値を大体「30~40」あたりまで下げておきます(初期状態では「50」に設定されています)。
たとえば、不透明度の数値を「100」にすると、描画色がはっきりと出ます。
不透明度の数値を落とすと色が薄くなり、重ねて塗ることで色が濃くなります。
3.オリジナル設定の保存
ツールをカスタマイズして好みの設定ができたら、その設定を保存しておきます。
(1)[ツールセット]パレットの左上にある[新規ツールセット]アイコンをクリックし、表示されるダイアログで任意の名前を入力します。
(2)[OK]をクリックすると、[ツールセット]パレットに、カスタマイズした設定が追加されます。
(3)追加したオリジナル設定を初期設定として登録しておきます。
初期設定に登録しておくと、描画中に設定を変更しても簡単にカスタマイズしたときの状態に戻せます。
また、カスタマイズ元にしたツールセットは、[初期設定に戻す]アイコンをクリックしてパラメータを初期状態に戻しておきます。
(4)上記の手順で、オリジナルの[描き込み用エアブラシ]と[重ね塗りエアブラシ]をツールセットに登録しました。
上記のツール設定が、今回のイラストで使用するブラシの基本設定です。
いずれも[ブラシサイズ]と[不透明度]は、状況に応じて数値を増減させながら制作します。
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