6.色合い調整

ある程度色を乗せ終わった時点で、全体の色合いを調整します。

1.彩度の調整

(1)全体的に彩度が低くなっているので調整します。

彩度の調整用に新規レイヤーを作成し、合成モードを[オーバーレイ]に変更します。
合成モード[オーバーレイ]は、下のレイヤーより暗い部分はより暗く、明るい部分はより明るく表示するため、絵にメリハリをつけたい場合などに使います。

(2)このレイヤーに、光の差す方向を意識しながらオリジナル[描き込み用エアブラシ]で明るめの色をところどころ塗ります。

光源は左上部あたりを想定しています。

2.全体の色調の調整

全体の色をなじませるために、色調を調整するレイヤーを上に重ねます。

(1)色調調整用に新規レイヤーを作成し、合成モードを［乗算］に変更します。

(2)このレイヤーに、[塗りつぶし]ツールで明るい暖色系の色を塗りつぶし、全体の色調をなじませます。

今回は薄いオレンジ色を重ねました。

(3)イラスト全体が、温かみのある色に統一されました。
最後に、[レイヤー]パレットのレイヤーをすべて統合しておきます。

次回は、着色の工程を解説します。