3.線画の印刷
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①線画の色合を調整
完成したら、不要なレイヤーを全て削除、必要な線画は全て統合して、アナログで着色をするために印刷をします。
ですが、このままだと白と黒のコントラストが強いので、アナログとデジタルのバランスを考えて線画の色を変更します。
[フィルタ]メニューから[カラーバランス]を選択し、[カラーバランス]ダイアログで、カラーレベルを「55」、「15」、「-25」で線画の色を黒から、茶色に変更します。
デジタルの線画の印象が強すぎると、印刷した線画にアナログで着色する時に、アナログのわずかなにじみや、
色合いを生かすことができないため、線画を印刷するときは、線が少し見えるくらいの薄さにすると、バランスがとれると思います。
これでも線が強いので、レイヤーの[不透明度]を75%ほどにして、薄くします。
②印刷サイズ
現在、画像のサイズはB5ですが、水張り用のスペースを考えて、印刷用紙のサイズは、A4にします。
[ファイル]メニューから[ページ設定]を選択します。
[ページ設定]ダイアログの[用紙]→[サイズ]を「A4」に設定し[OK]をクリックします。
印刷設定で、印刷の時に余白がどれぐらいできるか確認ができます。
赤枠の外が余白になります。
この時[印刷サイズ]が[実寸]、[出力範囲]が[キャンバス全体]になっていることも確認します。
今回使用する紙は水彩紙ワーグマンの荒目・厚口です。
紙にはあまり詳しくないのですが、ワーグマンは、とても丈夫で、クレヨンの描写が綺麗に出るのでよく使用します。ワトソン、マーメイドでも大丈夫です。
尚、荒目は、かなり表面の凹凸が激しく、色が薄すぎる、細かい描写が多いと、プリンターのインクが定着しない場合があります。
名称はおそらくプリンターのメーカー様にもよりますが、[印刷の品質]というところに大きく分けて2種類の印刷方法
・時間優先タイプ:クオリティは落ちるけれどもスピーディーに印刷できる方法
・画質優先タイプ:時間はかかってしまうけれども、クオリティが高い印刷ができる方法
の二つがあると思います。
できれば、線画の細かい部分までわかる「画質優先タイプ」の印刷設定にするといいです。
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