7.(アナログ制作)仕上げ~再スキャン
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①白のパステルとクレヨンを使う
仕上げに紙が完全に乾いたら、ランダムで背景にクレヨンを使用します。
※紙が濡れている状態で、クレヨンを使用すると、紙によっては、紙の繊維がボロボロになり、破れてしまうので、十分に注意してください。
クレヨンは、塗りつぶすのではなく、写真のように、水彩紙の凹凸を残すため、上からなでるように塗ります。
他、服や、人物の肌、背景にはパステルのホワイトを使用します。
水溶性パステルのネオカラーは、クレヨンのようなタッチができる他、水にぬらすと溶けるので、服は、全体を白く塗りつぶすぐらい白を濃く。
羽衣などは、下に塗っていた他の色がうっすら浮き出るくらい薄く塗るなど、部分によって使い分けます。
また、背景は月の光や、水の光をイメージしてスパッタリングで散らしていくと、グレーやベージュでくすんでいた背景が少し華やかになります。
②消えてしまった線を描き起こす。
こうして何度か着色をすると、どうしても線画が消えてしまうことがあります。
着色後の全体の色合いを考えながら、仕上げに水彩色鉛筆やハイテックで消えてしまった線を線画の着色時と同様の手順でほんの少し描き起こしていきます。
着色が全て終わり、紙が乾いているのを確認したら、水張りで貼っていたマスキングテープをゆっくりはがしていきます。少しでも湿気ていると、紙が剥がれてしまうので、完全に乾かしてからはがしてください。
だいぶ味わい深い絵になりましたね・・・(笑)
こちらでアナログの着色は終了です。
③アナログ原画のスキャン
スキャナーの設定は、解像度350dpi、サイズ:等倍(お好みでトリミング)、色:カラー です。
ごみ取りや、明るさの設定をすると、薄く塗った色や、水彩紙の目などが飛んでしまう可能性があるので、できれば、デフォルト設定のままでのスキャンをおすすめします。
※水張りをしても若干凹凸ができてしまっていると思うので、スキャナーのふたの上に少し重い本などを乗せると、ピンボケを防ぐことができます。
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