2.オリジナルブラシの作成
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ツールをカスタマイズしてオリジナルのブラシを作ります。
■基本ブラシ
ラフから線画までを行うブラシです。[パターンブラシ]ツールの[チョーク]を元に調整します。
(1)新しいブラシの設定(ツールセット)を作成するため、[ツール]パレットから元になる[パターンブラシ]ツールを 選択し、[ツールセット]パレットから[チョーク]を選びます。
※[ツールセット]パレットが画面上にない場合は、上部[パレット]メニュー→[ツールセット]パレットにチェックを入れて表示させます。
(2)[ツールセット]パレット上部にある[新規ツールセット作成]アイコンをクリック(①)し、表示されるダイアログの[設定の名前]に「基本ブラシ」と入力(②)します。このとき、[ツールパレットの名称を変更する]にチェックを入れます。最後に[OK]をクリックします。
元になるツールセットを選択した状態で新規ツールセットを作成すると、選択したツールセットのパラメータを引き継いだ状態で、新規ツールセットが作成されます。
新しいツールセットは、作成時に選択していたツールセットと同じフォルダ内の一番下に作成されます。
(3)作成した「基本ブラシ」の[ツールオプション]部分をオリジナルの設定に調整します。
(4)[ツールオプション]の設定を下図のように変更します。
【A】描画の不透明度:「70」
【B】ブラシ形状:「砂煙1」
【C】合成モード:質感の種類→「まだら模様1」
鉛筆と似ていますが、さらにざらざらした線が描けます。
■彩色ブラシ
次に彩色に使用するブラシを作成します。[水彩]ツールの[ツールセット]パレットにあらかじめ登録されている[ざらざら筆]を元に調整します。
[ざらざら筆]を選択した状態で新規ツールセットを作成し、設定の名前を「彩色ブラシ」にします。
[ツールオプション]を下図のように設定します。
【A】ブラシサイズ:大きめの「125」に設定します。
【B】絵の具量:「80」
【C】ブラシ形状:「鉛筆(2B)」
【D】合成モード:質感の種類を「マーメイド」
【E】合成モード:解像度を「110」に変更します。
【F】合成モード:効果の強さ「40」
【G】手ブレ補正:「0」
アナログで描くときもマーメイド紙が好きだったので、質感をマーメイドにしました。
水彩筆というより色鉛筆に近いブラシになりました。
彩色はこの他に、あらかじめ登録されている[水彩]ツールの[不透明水彩]、[丸筆]、[鉛筆]ツールの[2B]の計4本をメインに使って描いていきます。
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