4.ラフの作成

「ラフのラフ」ができあがったところで、もう少し描き込んだ「ラフ」の作成に移ります。

(1)まず、「ラフのラフ」レイヤーの不透明度を下げます。

「ラフのラフ」レイヤーを選択した状態で、[レイヤー]パレットの右上にあるスライダーを調整し、45％にします。

こうしておくと「ラフのラフ」レイヤーに描かれた線が薄く表示され、ラフを描くときにじゃまになりません。

(2)[レイヤー]パレットの右上にある[新規ラスターレイヤー作成]アイコンをクリックして、「ラフのラフ」レイヤーの上に「ラフ」レイヤーを作成します。
※レイヤー名は、レイヤー作成後に名前部分をダブルクリックすると変更できます。

(3)「ラフ」レイヤーに、「ラフのラフ」に描かれたイメージを参考にしながらラフを描いていきます。

(4)物がごちゃっといっぱいある楽しい画面が好きなので、画面左側にもテーブルや台などを置きます。壁にも台。

窓の上が寂しかったのでここにも台。

これで観葉植物と小物がいっぱい置けるでしょう。

(5)どうも天井あたりの線が単調で、なおかつ、画面外側3方向に抜けすぎているのが気になったので、天井の梁の形を変更します。これで少し締まった画面になりました。

(6)最後に小物類の配置も考えていきます。が、あまり細部にしばられないように、ざっとした線で描いていきます。『なんとなくこのへん』といった感じです。

詳細よりも全体のバランスを重視して描いていきます。時々、画面表示をキャンバス全体が見える大きさまで小さくして見渡し、バランスが悪くないか、寂しいところはないか、逆にものを置き過ぎて散漫な画面構成になっていないか確認しながら、楽しい画面になるように描いていきます。

これでラフの完成です。

次は線画を作成します。