9.小物・キャラクターの下塗り
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1.小物の下塗り
壁、床の色が決まってきたので、テーブルなどに移っていきます。
(1)後から壁や床を調整したくなるかもしれないため、小物の彩色には別のレイヤーを用意します。
レイヤー名は「カラー2」にしました。
(2)壁・床と同じように基本になる色を塗っていきますが、塗った色を変更したくなった場合は、[フィルタ]機能の[色相・彩度・明度]を使用して修正していきます。今回は、テーブルの色が明るすぎたため、この[フィルタ]機能で暗く調整します。
①[ツール]パレットで[投げなわ選択]ツールを選択し、テーブルを囲うように選択範囲を作成します。
[フィルタ]機能を使う前に選択範囲を作成しておくと、選択中のレイヤーの選択範囲のみに効果をかけられます。
②[フィルタ]メニュー→[色相・彩度・明度]を選択し、表示されるダイアログの[明度]スライダーをマイナス方向に動かします。
こうすることで、塗りなおすより簡単に色を修正できます。部分的に暗くなりすぎたところを修正して完了です。
(3)ここで全体的にちょっと色がくすみ過ぎているように思えたので、先ほどと同じく[フィルタ]機能の[色相・彩度・明度]で、壁や床を塗った「カラー」レイヤーの[彩度]を上げて、少しだけ鮮やかな色合いにしました。
このような作業は、今後も色が決まるまで頻繁に行います。
(4)もう少し細かい物も塗っていきます。これもまた別レイヤーを作成し、レイヤー名を「カラー3」にしました。
どんどん色を塗っていき、[フィルタ]機能で色を調整します。
2.キャラクターの下塗り
だいたいの色が決まったところで、キャラクターの色も塗っていきます。
(1)キャラクターの彩色用に新しく「キャラ」レイヤーを作成し、色を塗ります。
最初は黄色い服にしていましたが、背景に溶け込みすぎて目立たなかったので色を変更します。
(2)[ツール]パレットで[マジックワンド]ツールを選択し、服の黄色い部分をクリックして選択範囲を作成します。
一度で選択できない場合は、[Ctrl]キーを押しながらクリックして選択範囲を追加したり、[ツールオプション]の[色の許容誤差]の値を大きく設定すると選択範囲が広がります。
(2)[フィルタ]メニュー→[色相・彩度・明度]の[色相]スライダーで色味を青に変更しました。
線画からはみ出していたところや、選択しきれなかったところを修正します。
下塗りが終わりました。
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