提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : sime
閲覧数 : 13077回 総合評価 : 2件

個人的にラフは、イメージをざっくりと描きだすために描いています。 自分がどんな絵を描きたいか、どんな構図で描くかを確認しながら描いていきます。

また、色も一緒に塗りながら描いて行くので、作業的には「ラフ~下塗り」状態になっているかもしれません。
自分の描きかただと、ラフと本塗りの差はあまり無く、作業手順的には簡単なベースを作ってから、そこにひとつひとつ自分の入れたい要素を加えて いくといった感じで描いています。

(1)線だけの状態です。[鉛筆]ツールの[荒い鉛筆]を使用し、ざっくりと描きます。

 

(2)色を当てながら、ポーズなど軽く人物をいれていきます。
ここでは影などを意識して簡単に色を塗っています。人物が室内に いて外が明るいので、手前が暗く、奥が明るくなるように塗っています。

 

 

POINT

レイヤー構成

ラフの線画が隠れ ないように彩色する場合、ラフを描いたレイヤーよりも下にレイヤーを配置し、彩色します。

 

ラフを隠すように彩色する場合は、ラフを描いたレイヤーよりも上にレイヤーを配置し、彩色します。

 

(3)簡単に人物を入れます。
ラフでは大まかなシチュエーションを描きだしました。
最終的には少し変わるのですが、「室内で紙飛行機を持った女の子が、外の飛行機を眺めている」状態を描いて行きます。

作者プロフィール:sime  (サイトURL:http://sime.daa.jp/

現在講談社文庫「フェンネル大陸偽王伝」シリーズや早川書房「アレクシア女史」シリーズの文庫表紙を担当させていただいています。 その他書籍の表紙、CDジャケット、カードゲームイラストなどを描かせていただいています。

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