4.描き込み

次は人物を描き込みます。自分は背景と人物を同時進行していかないと 1枚絵に仕上げられないので、全体のバランスを見ながら、背景と人物を同時進行で描き進めていきます。

(1)[ツール]パレットから[鉛筆]ツールを選択します。

ツールセットから[粗芯]を選択して、下記のように設定します。

(2)バランスを見つつ、人物を描き込んでいきます。また、目線の方向を変更しました。もっと描き込む段階になると、ブラシの硬さや不透明度も下げて いくのですが、この段階ではまだ割と不透明度の高い、硬いブラシでがしがしと塗りこんでいっています。

(3)人物の影もクリッピングマスクを使って、ざっくりと塗っていきます。

このように、背景→人物→背景といったサイクルで人物と背景のバランスを考えながら、少しずつ交互に描き込んでいきます。交互に描く理由は、一箇所だけを大量に描きこみ過ぎるのを避けるためです。
自分なりになるべく違和感無く1枚の絵として描くために、このような描きかたをしています(癖でもありますが……) 。

続いて、木を描き込みます。木のシルエットに色をつけたときと 同様に、枝もクリッピングマスクで色を変えて描いていきます。

木の葉を描き込んでいきます。
[ツール]パレットから[鉛筆]ツールを選択、ツールセットから[粗芯]を選択して、下記のように設定します。

今回は点描っぽい描きかたで葉を描き込みます。後々、色調補正などで薄れてしまってはいますが、 このような描き込みの重なりで透明感を出せるように感じるので、自分では大事な工程だと思っています。

ここまでの作業の状態です。