5.背景のパーツを作る
提供者 : セルシス
更新日 : 2015/06/30
閲覧数 : 10017回 総合評価 : 2件
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全体の色調補正を施す前に、補正後の雰囲気を確かめやすいよう、背景のパーツをある程度作っておきます。
パーツの作り方は、第1回の木のシルエットに色をつけた時と同じく、パーツごとにレイヤーを作り、必要があればクリッピングマスクを作成する、という作業を繰り返します。
■窓枠
人物の描きこみ同様、[鉛筆]ツールを使用 します。ツールセットから[粗芯]を選択して、下図のように不透明度が高い設定でガシガシと描いていきます。
■カーテン
室内なので、少し暗めのレイヤーを作った後、クリッピングマスクを作り[加算(発光)]というレイヤーモードで 色を塗ると、逆光っぽさを出すことができます。
まずカーテンの下地を描きます。
クリッピングマスクフォルダを作成し、新規レイヤーとして「暗め」と「加算」レイヤーを作成して、下図のように構成します。「加算」レイヤーはレイヤーモードを[加算(発光)]に切り替えます。
「加算」レイヤーと「暗め」レイヤーだけ表示すると、下図のようになります。
■塗り方のポイント:[鉛筆]ツール のツールセットから[濃芯]を選択して、下記の設定にします。柔らかめのブラシでぼやーっと塗ります。
「カーテン」クリッピングマスクフォルダを正しく表示すると、右図のように逆光っぽくなります。
この工程の最終状態です。
このあと、人物の影を表示してもう少し描きこんでいきます。前回も説明しましたが、背景→人物→背景といったサイクルで人物と背景のバランスを考えながら、少しずつ交互に描きこんでいきます。
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