7.細部の描き込み
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前の手順でざっくりと描いた部分を、今度は細部まで描き込んでいきます。これらの描き込みは、最初に設定した[鉛筆]ツールのツールセットから[粗芯]をよく使用しています。
(1) 空に描き味を入れる
個人的に、空はつやっとしたグラデーションよりも手書き感のある描き方が好きなので、マットさを出すために[スポイト]ツールでグラデーションの上下それぞれから周辺の色を拾い、何本もの線で書き味をつけています。
(2) 周辺家具の描き込み
家具など物を描く時は、基本は[鉛筆]ツールの「粗芯」を使っています。その後、質感を出すために必要になったときに他のブラシを加えるというバランスで描いています。
換気扇は、本体部分、中央の丸い部分、羽根部分に分かれたレイヤーを重ねて、クリッピングフォルダにまとめながら作っていきます。
同じ要領で、他の家具や、右側の棚にあるペットボトル等も、それぞれレイヤーを分けつつ描き込んでいきます。
(3) カーテンの光を描く
実は、今回の背景は自宅の台所だったりします。いろんな角度からの写真を撮ってきて、参考にしながら描きました。カーテンについても(夜に撮影したので逆光状態ではないのですが)この分厚さのカーテンから漏れる光と言うのを想像しながら(また見に行ったりしながら)描きました。逆光具合をあらわすために、光を入れた後に影を入れています。
(4) 人物の描き込み
人物に加筆するときは、1枚だけレイヤーを増やして、その加筆の具合が良いようならレイヤーを結合していく流れです。ここでは、上から影を足していくように、描きこんでいきます。
窓の外から入る光と、部屋の中の環境光を意識しながら描いています (正確かは自信がないのですが……)。
影をすべて真っ暗にしてしまうと、雰囲気が重たい感じになってしまう気がするので、影側に少し明るい青を入れて描くことが多いです。今回は全体的に緑の色が強い絵なので、青色もすこし緑がかったシアンに近い色にしています。
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