9.仕上げの描き込み
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まだ自分がレイヤー分けに 慣れていないだけなのかもしれないですが、レイヤーごとに塗っていると、どうしても境界の線など が不自然で気になってしまいます。
境界線をならして一枚絵に仕上げるために、一番上に新規レイヤーを設けて、加筆作業を行います。
この作業をはじめてしまうと後戻りできないと言うことで、毎回仕上げ寸前の段階になって、やっと決意して始めます……。
ここまでの作業で、レイヤー構成 はこのようになりました。
一番上に新規レイヤーを作成し、名前を「描きこみ」レイヤーにします。
この段階では、気になるところは全体的に加筆していくのですが、人物と背景のバランスを見ながら描いていくので、ここでも[背景]→[人物]→[背景]→[人物]と交互に描き進めていきます。
背景/空と雲の描きこみ
窓枠で隠れていた部分の空が、途切れていたのでつなげました。雲に影を描き足して質感が増したほか、飛行機雲の角度も変更しました。
さらに、ふんわりとした軽い風が漂う感じを出すため、葉っぱを飛ばします。
人物/表情、髪の毛の描きこみ
目や髪にハイライトを入れました。表情が豊かになり、顔の輪郭がわかりやすくなりました。左手のポーズも変更しています。
背景/窓枠の描き込み
窓枠の金属っぽさを出す には、色の異なるスクエア(□)を順番に並べると、無機質っぽい金属のてかりを表現できます。
人物/服装の描き込み
人物の服装も影などを丁寧に描き込み、境界線を自然にして、周囲と馴染ませました。
背景/小物類の描き込み
ペットボトルや缶といった小物類も、ラベルなどの細部まで描きこんでいきます。
こういった作業を繰り返します。
全体的に、部屋の中の環境光を気にしながら描きました。
影のところでも真っ黒に塗らず、その中に少し明るい色を入れてあげると、深みが増す感じがしています。
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