13.小物の彩色
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[レイヤー]パレットで小物を彩色するレイヤーを選択し、[エアブラシ]ツールで適当にベースとなる色を塗ります。この時点ではカラフルなほうがいいかなーと思いました。
色相フィルターですこし黄色くします。[フィルタ]メニュー→[色相・彩度・明度]を選択し、[色相・彩度・明度]ダイアログの[色相]で調整します。
上にもうひとつレイヤーを作って、合成モードを[乗算]にします。このレイヤーにすべての小物の影を一気に入れます。
使うのは[鉛筆]ツールの「2B」で、色は濃い茶色です。下書きの時にも紹介しましたが、同じレイヤーにアナログの鉛筆デッサンみたいに重ね塗りで影を表現することができます。例えば本のページの影ですが、上から下まで1回、2回、3回と、重ねて塗りました。
郵便受け、手紙、黒電話、旅行箱の中なども、重ね塗りで立体感をだします。下図を左のほうから順に見ていってください。
これらは後に加工すると思いますので、細かいところはあまり気にせず、サクサク塗っていきます。
どんどん塗っていきます。
ちょっと塗りすぎたかなーと思ったら、透明色を選んで、[エアブラシ]ツールで少し消します。透明色はブラシの設定を活かした状態で描くと消しゴムのようになりますので、[消しゴム]ツールより使い勝手がいいかもしれません。
影を全部塗り終わりました。
しかしこのままでは、小物の存在感が人物に負けてしまいます。画面全体のバランスもあまり良くないですね。
ここでちょっとした遊び心で、小物の塗りレイヤーフォルダの合成モードを[差の絶対値]に変えてみました。意外といい感じになったではありませんか。
黒電話の線画と塗りレイヤーは人物の上に置いてありますので、それも色の変更を忘れずに。
これで小物の塗りは完成です。
色が濃くて線画がちょっともったいない気もしますが、仕上げの時にまた加工したいと思います。
ここで髪の毛にハイライトを入れ忘れたことに気がついたので、髪の毛の塗りレイヤーに少々ハイライトを入れました。
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