16.テキスト
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素材として利用するフォントについて
フォント製作者およびライセンサーにより、フォントには使用許諾が取り決められています。本講座でご紹介しているコラージュなどを行う際には、個別に十分な確認をするようにしましょう。
作品のテーマが「記憶の海」ということで、タイトルを「Memorial Oceana」にします。
[テキスト]ツールを選んで、キャンバスのどこかをクリックすると文字入力モードになります。今回は「Matrix Book Small Caps」というフォントを使います。
まずはバランスを見るために、全文を入力します。
文字の大きさなどのバランスがつかめたら、文字をバラバラにして動かすため、1文字ずつレイヤーをわけて入力していきます。焦らずにやります。
すべての文字を入力し終わったら、[レイヤー移動]ツールでそれぞれの配置を決めます。
そして[レイヤー]パレットですべての[テキスト]レイヤーを選択します。
右クリックして表示されるメニューから、[レイヤーのラスタライズ]を選択し、文字をラスタライズします。
[テキスト]ツールを使って入力した文字は、[テキストレイヤー]に文字のデータとして保持され、後からフォントの種類やサイズを変更したり、表示色や装飾をつけたりなどの修正ができます。
また、文字のデータを画像データに変換することで、画像として様々な加工が行えます。この[ラスターレイヤー]以外のレイヤーを、[ラスターレイヤー]に変換することを、「ラスタライズ」といいます。
[テキスト]ツールや[テキストレイヤー]についての詳細は、「機能解説!トラの巻」→「ツール」→「テキストツールの使い方」を参照してください。
水中という感じを出すために、1文字ずつサイズ、角度、配置を編集します。
編集したい文字のレイヤーを選択し、[Ctrl]キー+[T]キーを押すと編集できます。
すべての文字のレイヤーを1つのレイヤーフォルダにまとめます。
[Ctrl]キーを押しながらレイヤーフォルダのアイコンをクリックして文字の部分(不透明範囲)を選択します。
文字の部分が選択された状態で、上に新しいレイヤーを作って、画像が暗くて文字が良く見えない部分を描画ツールで白くします。
さらに、文字と画像がもっと融合するために、画面から色を拾いつつ[エアブラシ]ツールで青とピンクをすこしだけ入れます。
選択範囲を解除せずに、文字に白いフチどりを付けます。
文字レイヤーの上に新しいレイヤーを作ります。
[編集]メニュー→[特殊な描画]→[選択範囲をフチどり]を選択すると、文字に対して白いフチどりが作成されます。
レイヤーの合成モードは[オーバーレイ]、不透明度を62%にします。
[レイヤー移動]ツールでこのレイヤーを下にずらします。
右下に白で同じようにアーティスト名を入れます。
これでテキストも完成しました。
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