6.本塗り(2)人物・動物、瓦礫
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6.本塗り(2)人物・動物、瓦礫
この先も、気の向くままに各パートを順繰りと少しずつ描き込んでいますが、ここからは、人物・動物、瓦礫、背景、舞台と個別に見ていきたいと思います。
人物・動物
人物の最終的な描写を探ります。
登場人物は、なんとなく思い浮かんだものを、そのまま描いています。最初は、ある程度無意識に任せて描くことが多いです。とりあえず出てきたものを、想像を膨らませながら描いています。
鳥さんです。とくに問題ないと思ったので、まだこのままで。
猫ちゃんみたいなもの、耳が蝙蝠っぽくなってます。猫でないかもしれません。模様をつけて、必殺「描画レイヤーを複製して重ねる」を適用しております。
左手のおじさんです。まだ襟元がなんとなく気に入りません。
「普段着であたたかい服装」というのは全員の共通項と考えていました。
手前の人です。まじない師っぽい雰囲気です。
こちら向きの女性は表情を出しながら、少しずつイメージを固めています。
後ろ向きの女性の方が先に固まりました。こちら向きの女性は後ろの人より年上とは考えていたので、もう少し大人っぽくしていく方向性で。
髪型だけ変えてみました。少し雰囲気が変わりました。
なんとなく年齢層をイメージできたので、表情の描写を左手のおじさんにあわせてみます。
雰囲気も少し和らげました。髪形と目尻をいじっています。[投げなわ選択]ツールでおみ足もそっと修正。
センターの人です。
自然なポーズを模索しています。
大体、雰囲気は固まりました。上着がまだ少し描ききれていません。
瓦礫
お次は瓦礫です。やみくもに描いていましたが、そろそろつじつまあわせをしていかなければなりません。全体的な色調のバランスをそれなりにとってきているはずなので、そのトーンを基調に塗っていきます。
新規レイヤーを瓦礫塗りたちの一番上におき、塗り重ねていきます。合成モード、不透明度はいじっていません。「瓦礫塗り改」と命名します。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、瓦礫表面を描き足しています。
どうやってそれっぽく見せようか試行錯誤しています。
このあたりはスポイトで色を拾い、表面の流れを想像しつつ、平筆で塗っています。
この色調だとここに亀裂が入ってるはず……とか考えながら、ここまでの勢いやリズムを弱めないように描いています。なるべくそこにあるトーンやタッチを残しながら、つじつまを合せるように描き出していきます。
ここで[消しゴム]ツールを使って、瓦礫塗りレイヤー3枚をいっぺんに削っています。
[消しゴム]ツールの[ツールオプション]→[すべてのレイヤーを対象にする]にチェックを入れます。
下図は対象のレイヤー以外を非表示にしています。
本塗りでは対象をそれっぽく描けるかどうかの確認をしています。この「描きこみでいける」という感触を掴むくらいまで塗っていき、質感の出し方をいろいろと試行錯誤します。
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