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カラーセットを活用する

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
閲覧数 : 25711回 総合評価 : 3件
使用したバージョン:IllustStudio Ver.1.2.0
 

色を塗るとき、なくてはならない[カラーセット]!IllustStudioでは、[カラー]パレットで自由に色を 設定したり、[カラーガイド]で色を選んだりすることができます。そして、自分で作った色やよく使う色を登録しておけるのが[カラーセット]です。[カ ラーセット]は複数作成することができ、作品ごと、キャラクターごとに使い分けることもできます。自分の好きな色、よく使う色を登録したオリジナルカラー セットを作ってみましょう。まず、最初にカラー系パレットの使い方をご紹介します。

 

[1]カラー系パレットの使い方

カラー

クリックした位置のカラーを選択します。周りのサークルでベースのカラーを選び、色空間で色(明度と彩度)を選択します。また、右側のスライダーで不透明度の設定ができます。

カラーガイド
[カラーガイド]では、近似色もしくは中間色から色を選択することができます。

[近似色]リブ
選択中の色に対して、「色相、彩度、明度、輝度、透明度、赤、緑、青」から任意の2種類を元にした近似色を選択できるパレットです。選択色の明度を設定できます。

近似色

[中間色]リブ
設定した色と色の中間色を表示します。4色まで設定可能です。

使い方:
1.色を選択します。
2.四隅のボックスをクリックします。
3.中間色が表示されます。

基本的に、色の作成は上記のパレットを使用して行いますが、IllustStudioでは、他にも画面や他のソフトで表示している画像から直接色を拾うことができます。

 

画面の色を取得

編集メニューの[画面の色を取得]を選ぶと、カーソルがスポイトツールに切り替わり、画面のどこからでも色を拾うことができます。
ウィンドウや他のソフトで表示している画像から色を拾いたい時に便利です。

最小化して画面の色を取得

基本的に[画面の色を取得]と同じですが、メニューを選ぶと、自動的にIllustStudioが最小化されます。
クリックして画面の色を拾うとIllustStudioに戻ります。

さて、次は作成した色を[カラーセット]に登録してみましょう。

 

[2]カラーセットに登録する

[カラーセット]に色を登録するには、登録したい[カラーセット]を選んで、[色の登録]か[色の追加]を選びます。

カラーセット

カラーセット

(1)色の登録 …… 選択している[カラータイル]を現在の選択色に置き換えます。
(2)色の追加 …… 現在の選択色を[カラーセット]に追加します。

新しいカラーセットを作ろう!

新しい[カラーセット]を作るには、サブメニューの[カラーセットの編集]から[新規設定]を選びます。

カラーセットの新規作成

(1)デフォルト設定を追加 …… [標準カラーセット]を複製します。[標準カラーセット]をベースにして、カスタムしたい時に便利です。
(2)現在の設定を複製 …… 選択中の[カラーセット]を複製します。

環境バックアップの対象にする

[新規カラーセット]ダイアログの[環境バックアップの対象にする]にチェックを入れると、環境バックアップの対象になります。

 

スポイト取得色の自動登録

[カラーセット]に色を登録する方法は、[色の登録]か[色の追加]ですが、サブメニューの[スポイト取得色の自動登録]をチェックしておくと、[スポイト]ツールでひろった色を自動的にパレットに登録してくれます。
[スポイト]ツールでクリックするだけで、自動的に色が登録されるので、大量に色を登録したい時に便利です。
パレットにすでに登録されている色は登録されません。

スポイト取得色

タイル表示を変えよう

[カラーセット]は使いやすいサイズに[タイルサイズ]を変更できます。

■タイルサイズ
タイルサイズを指定すると、カラーチップが指定したサイズに固定されます。標準は12x12に設定されています。

・タイルサイズ 6x6

・タイルサイズ 12x12

・タイルサイズ 24x24

■タイルステップ
タイルステップ16の場合
常に横に16個のカラーチップが並んだ状態になり、パレットの横幅に合わせて、カラーチップのサイズが自動的にリサイズされます。

■リスト
リスト(小)の場合
リストを選択すると、色の名前が付けられます。スペースを取るので一度に表示できる色数は減りますが、わかりやすい名前を付けて整理できます。

カラーに名前をつけよう

作成した色には名前をつけることができます。

①[カラーセット]パレットを[リスト小]、[リスト中]、[リスト大]のいずれかにします。

 

②タイトル部分をダブルクリックして任意の名前を入力します。

カラー名はタイル表示の場合マウスがあたっているときに表示されます。

 
POINT

色の並べ替え
[Ctrl]キーを押しながらカラーチップをドラッグすると、色を並べ替えられます。

 

[3]カラーセットの書き出し

カラーセットの書き出し
[カラーセット]のサブメニューの[カラーセットの書き出し]を選びます。 [カラーセット]を「カラーセットファイル(*.cls)」または「Photoshopスウォッチファイル(*.aco)」として保存できます。
「*.aco」ファイルとして保存するには、[カラーセットの書き出し]ダイアログで[ファイルの種類]を変更します。

カラーセットの読み込み
書き出した[カラーセット]を使うには、[カラーセットの読み込み]を行います。
「カラーセットファイル(*.cls)」または「Photoshopスウォッチファイル(*.aco)」を読み込めます。
読み込みが終わると、[カラーセット]が追加されます。

さて、今回は色塗りに必要な[カラーセット]を紹介しました。
次回はIllustStudio独自の機能[等高線塗り]をご紹介します。

コメント
翠河 2014/04/01 19:09
勉強になります
kurochibi 2012/04/19 04:36
カラーセットはものすごく重宝しますので、この細かい解説は本当に役に立ちました。 同じキャラを複数のデータで塗る時などに使う髪の毛の色や服の色など、「肌1」「肌2」と色を決まって使いたい場合にこのページの解説は名前の付け方などを細かく解説してくださっているので助かりました。 色に名前を付けたいというような人には必ず役に立つページだと思います。