ツールバーをカスタマイズする
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IllustStudioの[ツールバー]は画面上部にあります。
ここに並ぶアイコンはクリックするだけでIllustStudioの機能を呼び出せます。ここに自分が必要なツールやパレット、メニューなどを登録して[ツールバー]を「自分専用」にしてみましょう。
[1]ツールバーについて
[ツールバー]は、IllustStudioで作業する際に利用するツールやパレット、メニューなどのアイコンを表示できます。
※[ツールバー]が表示されていない場合は、[ウィンドウ]メニュー→[ツールバー]を選択して表示させます。
1.ツールバーのしくみ
[ツールバー]はカテゴリごとにひとまとまりに表示されます。
グリップをドラッグすると、カテゴリ単位で並び替えることができます。
また、グリップを右クリックして表示されるメニューから、カテゴリごとに表示・非表示を切り替えられます。
メニューでチェックの入っているカテゴリが表示されます。
2.アイコンの登録
[ツールバー]に表示されているアイコンを編集するためには、[ファイル]メニュー→[カスタマイズ]→[ツールバーのカスタム]を選択し、[ツールバーのカスタム]ダイアログを呼び出します。
下記の[ツールバーのカスタム]ダイアログの必要な項目にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックすると、[ツールバー]にアイコンが表示されます。
また、[ツールバー]の右端にある[カスタマイズ/ツールバーのカスタム]アイコンをクリックしても、[ファイル]メニュー→[カスタマイズ]→[ツールバーのカスタム]から選択したときと同様に、[ツールバーのカスタム]ダイアログが表示されます。
なお、[ツールバー]に初期設定で表示されるアイコンの種類は、ウィンドウレイアウトによって異なります。
ウィンドウレイアウトは初期化や、[ウィンドウ]メニュー→[ウィンドウレイアウトの再選択]から新たなレイアウトを選択した場合、カスタマイズした内容が初期化されます。
[2]使いやすいツールバーのカスタマイズ例
[ツールバー]に登録できるアイコンはたくさんあるため、いざカスタマイズしようと思っても、その中からどんなツールを選ぶべきか迷ってしまうかもしれません。
まずはあらかじめ登録されているウィンドウレイアウトを参考に、[ツールバー]に表示するアイコンの組み合わせを見てみるといいでしょう。
また、よく使う機能を単純に[ツールバー]に追加するだけでなく、[ツール]パレットやその他のパレットとも連携しながらカスタマイズすると、効率的に作業できるレイアウトを構築できます。
ここでは、初期設定で選択できるウィンドウレイアウトをもとにしたカスタマイズ例を一例紹介します。
■小さな画面でも使いやすいツールバーのカスタマイズ例
1.もとになるウィンドウレイアウトの選択
(1)IllustStudioの初回起動時か、[ウィンドウ]メニュー→[ウィンドウレイアウトの再選択]を選択したときに表示される[ウィンド ウレイアウトの再選択]ダイアログで、「できるだけ画面を広く使いたい上級者の方に適したウィンドウレイアウトです…」と案内の表示されるレイアウトを選 択します。
(2)このレイアウトでは各種パレットが表示されません。画面上にパレットが表示されないため、ディスプレイが小さな環境でも最大限にキャンバスを使えます。
パレットが必要なときは[ツールバー]に並んでいるアイコンをクリックして、パレットを呼び出します。[ツールバー]には、パレットを表示(ポップアップ表示)するためのアイコンとレイヤーを操作するアイコンなどが並んでいます。
しかし、このウィンドウレイアウトでは、パレット系アイコンのみの表示で、画面表示の左右反転などの表示操作系アイコンが登録されていません。
そこで、画面表示を操作するアイコンを[ツールバー]に追加してみましょう。
2.[ツールバーのカスタム]ダイアログで表示・非表示を選択する
今回のケースでは、すでに[ツールバー]にアイコンが画面いっぱいに表示されています。ここにアイコンを追加していくと、アイコンが表示しきれなくなってしまいます。いずれかのアイコンを非表示にしてから、新しいツールアイコンを表示しましょう。
例えば、このレイアウトでは[レイヤー]の操作、およびレイヤーパレットのポップアップ表示のために多くのアイコンの表示エリアが使われています。
[レイヤー]パレットのみ、画面上に表示するようにすれば、この部分のアイコンは必要なくなります。
(1)[ファイル]メニュー→[カスタマイズ]→[ツールバーのカスタム]から[ツールバーのカスタム]ダイアログを呼び出し、[レイヤーカテゴリ]と[カレントレイヤー]を非表示(チェックを外す)にします。
(2)[表示操作]カテゴリを表示させ、カテゴリ内の必要な機能を選びます。
(3)[表示操作]カテゴリのキャンバス表示の操作を行うアイコンが[ツールバー]にならび、作業しやすくなりました。
[レイヤー]パレットが邪魔な場合は、ショートカット:[F4]キーで表示/非表示を切り替えられるので、簡単にキャンバスの表示エリアを確保できます。
[3]ウィンドウレイアウトとカスタマイズのヒント
ウィンドウレイアウトごとのアイコンやカテゴリの一覧を、カスタマイズのヒントと合わせて紹介します。
それぞれのウィンドウレイアウトのテーマごとの[ツールバー]の内容を参考にして、自分にあった[ツールバー]にカスタマイズしてみましょう!
ウィンドウレイアウト①
カスタマイズのヒント:
このレイアウトでは、[ツールバー]に各種パレットを表示するアイコンがありません。IllustStudioの操作に慣れてきたら、表示されていないパレットを[パレット表示]カテゴリや、[パレットポップアップ]カテゴリから追加すると操作しやすくなります。
初期状態ではキャンバスの左右/上下反転表示や表示の大きさを調整するためのアイコンやパレットが表示されていないので、[ナビゲータ]パレットか[表示操作]カテゴリのアイコンを追加していくといいでしょう。
定規を使い始めたら定規へのスナップがすぐに確認できる[スナップ]カテゴリのアイコンを表示させておくと便利です。
ウィンドウレイアウト②
カスタマイズのヒント:
このレイアウトでは、ツールバーと右側のドック(パレットが格納されている領域)でほぼすべてのパレットにアクセスできます。[ツール]パレットはツール バーの[カレントツール]と機能が同じため、IllustStudioの操作に慣れてきたらどちらか一方を[ツールオプション]など他の機能と入れ替える といいでしょう。
また、①のレイアウトと同様に、初期状態ではキャンバスの左右/上下反転表示や表示の大きさを調整するためのアイコンやパレットが表示されていないので、[ナビゲータ]パレットか[表示操作]カテゴリのアイコンを追加していくといいでしょう。
定規を使い始めたら定規へのスナップが確認できる[スナップ]カテゴリのアイコンを表示させておくと便利です。
ウィンドウレイアウト③
カスタマイズのヒント:
このレイアウトでは、[ナビゲータ]パレットの機能を活用して、キャンバスを回転や左右/上下反転しながら描画しやすいように配置されています。[サブ ビュー]パレットなど足りないと思うパレットがあれば、[ツールバー]に[パレット表示]カテゴリや[パレットポップアップ]カテゴリからアイコンを追加 しておきましょう。
定規を使い始めたら定規へのスナップがすぐに確認できる[スナップ]カテゴリのアイコンを表示させておくと便利です。
ウィンドウレイアウト④
カスタマイズのヒント:
このレイアウトでは、[サブビュー]パレットが表示されています。[サブビュー]パレットは、ラフ・下描きの画像や参考用の画像が表示できます。
[ツールセット]などいくつかのパレットは最小化されてるため必要な時に最大化して使いますが、画面が狭くなるようであれば、[ツールバー]の[パレットポップアップ]カテゴリのアイコンで代用するといいでしょう。
定規を使い始めたら定規へのスナップがすぐに確認できる[スナップ]カテゴリのアイコンを表示させておくと便利です。
ウィンドウレイアウト⑤
カスタマイズのヒント:
このレイアウトでは、[ツールバー]の[表示操作]カテゴリにある[表示倍率]と[ズームイン][ズームアウト]は、ウィンドウ左下にも表示されているの で、IllustStudioの操作に慣れてきたら非表示にしてもいいでしょう。また、ドックにある[ツール]パレット、[ツールセット]パレット、[ナ ビゲータ]パレットは、[ツールバー]にもアイコンで表示されているので、パレットを非表示にするとドックを1列にまとめられて、キャンバスの表示エリア を大きくとることができます。
定規を使い始めたら定規へのスナップがすぐに確認できる[スナップ]カテゴリのアイコンを表示させておくと便利です。
ウィンドウレイアウト⑥
カスタマイズのヒント:
このレイアウトでは、便利なパレットがたくさん表示されていますが、キャンバス表示エリアを広げたいときは、[ツールバー]で表示されている[ツール]/[ツールプレビュー]パレット(左側のドック)を最小化して利用します。
※ドックは、ドック中央にある三角の[ドックの表示・非表示ボタン]をクリックすると折り畳んで最少化することができます。
また、パレットが表示されている右側の2列のドックのうち左側はカラー作業中に頻繁に利用するパレットが集約されているため、線画までの作業はドッ グを最小表示させておくとキャンバス表示エリアを大きくとることができます。その際、パレットへのアクセスしやすくするため、[パレットポップアップ]に カラー系のパレットアイコンを追加しておくと便利です。
ウィンドウレイアウト⑦
カスタマイズのヒント:
表示されている[ツールパレット]系のアイコンはキャンバス上のパレットを直接表示/非表示にする[パレット表示]カテゴリのアイコンです。 IllustStudioの操作に慣れてきたら、常に表示しておかなくてもよいパレットを[パレットポップアップ]のアイコンに変更しておけば、[ツール バー]上にポップアップ表示して一時的に利用するといった使い方ができます。
ウィンドウレイアウト⑧
カスタマイズのヒント:
[2]のカスタマイズ例で紹介したレイアウトです。
レイヤー数が多くなってしまった場合のレイヤー操作は [レイヤー]パレットを表示させて操作した方が効率がよい場合もあるため、[ツールバー]の[カレントレイヤー]は非表示にして、[レイヤー]パレットを表示させておくと便利です。
また、定規を利用する際に便利な[ツールバー]の[スナップ]カテゴリのアイコンはすべてショートカットで対応できますが、現状で「なににスナップしているのか」をすぐに把握できるので、画面表示に余裕があれば、表示させておくのがオススメです。
[4]参考:ツールバーに登録できる項目
[ツールバーのカスタム]ダイアログに登録されているカテゴリごとのアイコンと各アイコン名を紹介します。
■[ファイル]カテゴリ
メニュー[ファイル]にあるメニュー内容の一部をアイコンで呼び出します。
①新規作成
②開く
③保存
④別名で保存
⑤印刷
■[編集]カテゴリ
メニュー[編集]にあるメニュー内容の一部をアイコンで呼び出します。
①切り取り
②コピー
③貼り付け
④クリア
⑤取り消し
⑥やり直し
⑦塗りつぶし
■[表示操作]カテゴリ
キャンバス表示の調整を行う機能です。
①表示倍率
②ズームイン
③ズームアウト
④ピクセル等倍
⑤印刷サイズ
⑥フィッティング
⑦全体表示
⑧表示角度
⑨回転・反転/指定角度で左回転
⑩回転・反転/指定角度で右回転
⑪表示位置をリセット
⑫回転・反転/左右反転
⑬回転・反転/上下反転
■[補助表示]カテゴリ
画面上に表示される補助機能を呼び出します。
①ルーラーの表示
②ガイドの表示
③グリッドの表示
④定規ハンドルの表示
⑤用紙の表示
⑥用紙質感の表示
⑦選択範囲ランチャーの表示
⑧選択範囲の表示
⑨ベクターのアンチエイリアス表示
⑩ベクターの中心線の表示
⑪CMYKカラー/CMYKカラー表示
■[選択]カテゴリ
メニュー[選択]にあるメニュー内容の一部をアイコンで呼び出します。
①すべてを選択
②選択を解除
③選択範囲の反転
④クイックマスクを使用
■[スナップ]カテゴリ
スナップのON/OFF、スナップ先を選択します。
①スナップ
②スナップ先を設定/定規
③スナップ先を設定/パース
④スナップ先を設定/放射線
⑤スナップ先を設定/平行線
⑥スナップ先を設定/同心円
⑦スナップ先を設定/放射曲線
⑧スナップ先を設定/対称定規
⑩スナップ先を設定/グリッド
■[パレット表示]カテゴリ
メニュー[パレット]にあるメニュー内容の一部をアイコンで呼び出ます。
①ツール
②ツールスタイル
③ツールセット
④ツールオプション
⑤ツールプレビュー
⑥レイヤー
⑦レイヤープロパティ
⑧カラー
⑨カラーセット
⑩カラーガイド
⑪ナビゲータ
⑫サブビュー
⑬素材
⑭アクション
⑮ヒストリー
⑯すべてのパレットを隠す
■[パレットポップアップ]カテゴリ
クリックすると[ツールバー]付近にポップアップパレットが表示されます。
①ツール
②ツールスタイル
③ツールセット
④ツールオプション
⑤ツールプレビュー
⑥レイヤー
⑦レイヤープロパティ
⑧カラー
⑨カラーセット
⑩カラーガイド
⑪ナビゲータ
⑫サブビュー
⑬素材
⑭アクション
⑮ヒストリー
■[レイヤー]カテゴリ
レイヤーを操作します。
①新規ラスターレイヤー
②編集対象にする/上のレイヤー
③編集対象にする/下のレイヤー
■カテゴリなし
①カレントレイヤー
②カレントツール
③カレントツールセット
④ブラシサイズ
⑤ブラシ不透明度
⑥描画色
⑦ストロークプレビュー
⑧CLIPホームページ
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