クリッピングを活用する

提供者 : セルシス    更新日 : 2017/02/06   
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使用したバージョン:IllustStudio Ver.1.2.0
 

[1]クリッピングフォルダの使い方

[クリッピングフォルダ]とは、[クリッピングフォルダ]内の一番下にあるレイヤーを参照し、参照するレイヤーの描画部分のみを表示する機能です。

この機能を活用することで、描画部分からはみ出さない着色が簡単に行えます。それでは、実際に[クリッピングフォルダ]を使ってみましょう。

1.クリッピングフォルダを作成する

[クリッピングフォルダ]を作成する前に、元になるレイヤーを用意し、塗りつぶしておきます。その後、塗りつぶしたレイヤーを選択し右クリック、もしくは[レイヤー]メニューから[クリッピングフォルダ化]を選びます。

(1)元になるレイヤーを用意し、塗りつぶしておきます。

例

(2)レイヤーを右クリック、もしくは[レイヤー]メニューで[クリッピングフォルダ化]を選びます。

クリッピングフォルダ化

(3)[クリッピングフォルダ]ができました。

できました

レイヤーを複数選択して[クリッピングフォルダ化]を行うと、選択したレイヤーが全て[クリッピングフォルダ]に入ります。

[クリッピングフォルダ]では、フォルダの一番下にあるレイヤーを参照します。参照しているレイヤーにはレイヤーの脇に[L]がつきます。レイヤーを入れ替えることで、参照するレイヤーを変えることができます。

2.レイヤーの参照

参照

[クリッピングフォルダ]を作成した後は、その中に新しくレイヤーを作成して塗っていきます。

3.クリッピングフォルダ機能のオン・オフ

[レイヤーフォルダ]は[レイヤープロパティ]パレット→[レイヤー]リブの[クリッピングフォルダ]にチェックを入れることで機能のオン・オフを切り替えることができます。

(1)[クリッピングフォルダ]を選択します。

(2)[レイヤープロパティ]パレット→[レイヤー]リブの[クリッピングフォルダ]のチェックを外します。
※[レイヤープロパティ]パレットが表示されていない場合、[パレット]メニューから[レイヤープロパティ]を選択し、表示します。

レイヤープロパティ

チェックを外すと、[クリッピングフォルダ]は、通常の[レイヤーフォルダ]として機能します。

機能してます

また、この[クリッピングフォルダ]のチェックを切り替えることで、いつでもクリッピングフォルダ機能のオン・オフを切り替えることができます。

 

[2]下のレイヤーでクリッピング

クリッピングする枚数が少ない場合や、レイヤー数をあまり増やしたくない場合は[クリッピングフォルダ]ではなく、[下のレイヤーでクリッピング]の機能を使用する方法もあります。

(1)[レイヤー]パレットで、クリッピングする元のレイヤーの一つ上のレイヤーを選択します。

(2)[レイヤー]メニュー→[下のレイヤーでクリッピング]を選択します。

(3)レイヤーアイコンの横に赤いマークが表示され、下のレイヤーにクリッピングした状態になります。下図では、「ハート」レイヤーの範囲にクリッピングしています。

※下図のように「下のレイヤーでクリッピング」のレイヤーを重ねた場合、「レイヤー2・3・4」はすべて「レイヤー」の描画範囲にクリッピングします。

コメント
翠河 2014/04/01 08:30
勉強になります
すじゅ 2012/03/26 00:02
私はイラスタのミニを使っているんですがミニだと普通のイラスタの機能が使えないことがあるのですがクイッピングは使えたので良かったです! 色塗りの時、髪が服の色を描くのに便利です!