等高線塗りツールのコツ

グラデーションの着色が簡単にできる、[等高線塗り]。若干使いこなすのにコツが必要ですが、この機能を上手く使えば、グループで色を塗るときにグラデーションのクオリティを一定に保つことができます。

[1]カラーチャートを作って色を塗る

[等高線塗り]ツールで効率的に着色を行うには、あらかじめ使う色をリスト化したカラーチャートを作っておくと便利です。

■カラーチャート

新しく作ったファイルに、肌や髪、洋服で使う色をぬり、カラーチャートを作っておいて、簡単に選べるようにしておきます。このカラーチャートは、[サブビュー]パレットとあわせて使うことで、更に効率的に着色を行うことができます。

[サブビュー]パレットとは、参照画像から色を取得することのできるパレットです。[サブビュー]パレット上では、自動的にスポイトツールに切り替わり、登録した参照画像から簡単に色を取得することができます。

カラーチャートができたら、カラーチャートから色をひろいながら、[等高線塗り]用の線を入れていきます。

■手順
(1)等高線を入れるためのレイヤーを作ります。

(2)[ペン]ツールや[曲線]ツール等を使って、カラーチャートから色をひろいながら、影やハイライト部分に等高線(色の境界線)を入れていきます。

(3)等高線が入ったら、[等高線塗り]ツールを使って塗りつぶします。

[2][等高線塗り]ツールのコツ

[等高線塗り]ツールでキレイに着色をするコツは、「等高線をはみ出さないように引く」ことと、線を引く場所や形です。等高線がはみ出ていると、色が混ざってしまいキレイに着色できません。

等高線をはみ出さないように引くには、選択範囲を作ってから線を引く、[ベクターレイヤー]に描画して線を後から調整し、ラスタライズしてから着色するといった方法があります。

また、 [等高線塗り]ツールは等高線の一番端の色を使用して塗りつぶすので、等高線にアンチエイリアスがかかっているとうまく塗ることができません。アンチエイリアスをオフにしてから描画します。

どういう風に線を引けばどういう風に塗られるのか？下の表を参考に色々チャレンジしてみてください。