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ペンツールのカスタマイズ

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
閲覧数 : 26599回 総合評価 : 3件
使用したバージョン:IllustStudio Ver.1.2.0

 

[1]ツールオプションの操作

[ペン]ツールは、[ツールオプション]で、カスタマイズすることができます。自分の好みに、[ペン]ツールをカスタマイズしてみましょう。

1.ツールオプションの操作

[ペン]ツールの各設定のカスタマイズは[ツールオプション]で行います。 通常、[ツールオプション]は[ツールセット]パレット内に表示されます。選択中のツールセットをクリックすると、ツールオプション部分が開閉します。

POINT

ツールオプションパレットの分離
[パレット]メニューの[ツールオプションの分離]を選択すると、[ツールオプション]をパレットとして独立して表示することができます。

初期状態の[ツールオプション]はいくつかのパラメータが非表示の状態になっています。
[ツールオプション]下部の[全てのパラメータを表示する]をクリックすると、一時的に全ての項目を表示して設定を変更できます。

この、表示状態の切り替えは一時的なもので、別のツールを選択すると、元の表示状態に戻ります。
初期状態で非表示に設定されたパラメータを常に表示状態にしておきたい場合は、パラメータを右クリックして、表示されたメニューから[このパラメータを非表示設定にする]のチェックをオフにします。
逆に、表示されているパラメータを非表示にする場合は、このチェックをオンにします。

これとは別に、項目の横に「+」ボタンがある場合、クリックすると同じカテゴリのサブ項目が展開します。折りたたむ場合は「-」ボタンをクリックします。

 

2.ツールオプションの調整

[ツールオプション]の中で、よく使う設定項目を中心に紹介していきます。

■基本
ブラシサイズや不透明度、ブラシ形状に関する設定ができます。

[サイズ]……描画サイズを設定します。スライダーや数値の入力で、設定を変更できます。左横の[影響元]ボタンで、描画サイズに影響するタブレットなどの設定を選択できます。
[影響元]……[ペンの筆圧]や[ペンの傾き]などのタブレットから入力される情報の中で、どれをこのパラメータに影響させるかを設定できます。影響元によっては、パラメータの最小値を設定できるものがあります。

[表示サイズを影響する]……キャンバスの表示倍率にあわせてサイズが変化します。
[不透明度]……ペンの不透明度を設定します。スライダーや数値の入力で、値を変更できます。[ペン]ツールでは[不透明度]に[影響元]を設定できません。

[ブラシ形状]……ブラシの形状を選択できます。[円]・[四角]・[多角形]から選択します。
[多角形の編集]……[多角形の編集]ダイアログを開き、ペン先の形状を指定します。[ブラシ形状]で[多角形]を指定したときに選択できます。

[厚み]……ブラシの厚みを設定できます。厚みを調整することで、カリグラフィーやマジックのようなペンの形状にすることができます。[影響元]を変えると、設定した項目にあわせて、ペンの厚みが変化します。
[向き]……ペンの向きを設定できます。[影響元]を変えると、設定した項目にあわせて、ペンの向きが変化します。

■効果
[アンチエイリアス]……[アンチエイリアス]をオンにすると、線のギザギザが目立たなくなり、滑らかな輪郭の線を描画できます。

■補正
描画の補正に関する設定のカテゴリです。

[手ブレ補正]……手ブレを補正します。また、補正を強くすると、ぶれのないなめらかな線画引けますが、値を上げ過ぎると、ペンの描き味が重くなります。
[速度による手ブレ補正]……タブレットのブレの抑制について設定します。オンにすると従来通りの動作で、ペンを速く 動かすほど線の補正が大きく、線が遅れてついてくるようになります。オフにすると、ペンを速く動かしても線がついてくるのが遅れないようになり、ペンを ゆっくり動かしたときの細かなブレだけを重点的に補正します。

[後補正]……[手ブレ補正]と違って描画後に線を補正します。数値を上げると、補正の度合いが強くなります。まっすぐな線を引きたい時に便利です。
[速度による後補正]……ストロークの速度によって後補正の強さを調整します。
[表示サイズを後補正に影響させる]……キャンバスの表示の拡大率に応じて後補正の強さが変化します。

[入り抜き]……チェックを入れると、自動的にペンの最初と最後が細くなります。[入り]か[抜き]のチェックをオンにしておく必要があります。
[入り]……描き始めが、指定した数値分だけ細くなります。
[抜き]……描き終わりが、指定した数値分だけ細くなります。
[速度による入り抜き]……描画のスピードに応じて入り抜きがつきます。速く描くと線が細くなります。

[吸着]……ベクターレイヤーで描画した際に、すでに引いてある他の線に沿ってペンが吸着します。 [吸着]の値が小さい場合は、ドラッグ後に線をつなぐ処理のみを行い、ドラッグ中に他の線にスナップされません。

[角をとがらせる]……線を引いた時に、角をとがらせます。

[はらい]……値を大きくすると、タブレットからペンを離したあとも線が徐々に細くなりながらペンについてきます。

[筆圧設定]……タブレットから入力される筆圧の影響度合いをグラフで設定できます。

[傾き設定]……タブレットから入力される傾きの影響度合いをグラフで設定できます。

■拡張
[透明部分の保護]……オンにすると、選択したレイヤーに描かれた画像の濃度に合わせて、濃度が変わります。透明部分には描画できなくなります。すでに描画した領域からはみ出さずに描画したい場合、色だけ変えたい場合などに使います。

[重なる線を消去する]……ベクターレイヤーでのみ動作します。チェックをオンにすると、描画中に交差したベクター線が削除されます。

 

[2]カスタマイズした設定の保存

1.設定したツールセットを保存する

カスタマイズしたブラシ設定は新しくツールセットとして保存できます。

(1)[ツールセット]パレット左上の[新規ツールセット]ボタンをクリックします。

(2)[新規ツールセット]ダイアログで、新しいツールの名前やアイコンを設定します。
また、この時ツールセットにショートカットを割り当てることができます。
※ツールセットに割り当て可能なショートカットキーは、[Shift]などを使用しない1キーのみです。
他のツールとキーが重複した場合は、キーを押すごとに順番に切り替わります。

(3)[OK]をクリックすれば、[ツールセット]パレット内に、新しいツールセットが保存されます。

 

2.ツールセットの分類

[ツールセット]パレットでは、フォルダを作成してツールセットを分類できます。

(1)[ツールセット]パレットで、[新規フォルダ作成]ボタンをクリックします。

(2)[フォルダ設定の変更]ダイアログでフォルダの名前を付け、[OK]をクリックします。
※ここで、[環境バックアップの対象にする]のチェックをオンにすると、後述する[環境バックアップ]でフォルダ内のツールセットをバックアップ対象に含めることができます。

(3)作成したフォルダにツールセットをドラッグ&ドロップすると、ツールセットをフォルダ内に分類できます。

 

3.ツールセットの書き出し・読み込み

■書き出し
作成したツールセットは(*.tos)ファイルとして書き出しできます。

ファイルとして書き出したブラシの設定は、別のPCでも読み込めるので、バックアップ用に保存するだけでなく、友人と共有したりCLIPで公開したりもできます。

ツールセットをファイルとして書き出す場合は、[ツールセット]パレットで、書き出すツールセットを選択した状態で、[メニュー表示]ボタン(または右クリック)→[ツールセットの読み書き]→[ツールセットの書き出し]から、名前を付けて保存します。

※[ツールセットの読み書き]→[現在のツールセットをすべて書き出し]を実行すると、選択中のツールのツールセットが全て書き出されます。

■読み込み
書き出されたツールセット(*.tos)ファイルを読み込むには…
[ツールセット]パレットの[メニュー表示]ボタン→[ツールセットの読み書き]→[ツールセットの読み込み]を選択するか、「*.tos」ファイルを直接イラストスタジオのウィンドウ内にドラッグ&ドロップします。

POINT

環境バックアップ
[環境バックアップ]機能を使うと、作成したツールセットだけでなく、パターントーンや、アクション、ショートカット設定、環境設定など、お使いの環境を丸ごと(あるいは一部選択した項目を)バックアップしておくことができます。

[環境バックアップ]ダイアログで[事前に「環境バックアップの対象にする」の設定をオンにした項目のみ保存]を選択すると、予めフォルダ作成時のダイアログで[環境バックアップの対象にする]にチェックをオンにしたフォルダのみバックアップできます。

コメント
翠河 2014/04/01 19:12
勉強になります