2.3D空間のレモン

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : ブンサダカ
閲覧数 : 3446回 総合評価 : 3件

 

我々の住む世界はご存知の通り三次元空間です。全ての物質には厚みや高さがあり、リアルの世界は立体的な空間です。3DCGの世界とはそのリアルそっくりの空間をパソコンの中に再現する事なのです。

みなさんの得意な漫画やイラストは二次元の世界です。二次元の世界には厚みがありません。左右、上下にものを動かせても手前や奥へものを動かす事は出来ません。ところが3D空間ではものを遠くへおいたり近くにおいたりする事が出来るのです!

 

例えばあなたの手にレモンがひとつ握られていたとしましょう。

レモンを目の前に持ってくれば、レモンは大きくなります。手をのばしてレモンを遠ざければレモンは小さくなります。
レモンをひねってみれば、レモンの側面を見る事ができるでしょう。

これらの現象はリアル空間では当たり前の事です。レモン自体が実際に巨大化しているわけではなく、目から近いから大きく見えているだけという事は誰でも知っています。

 

コミスタ、イラスタの3D空間の中でも、これとまったく同じ現象を起こす事ができます。

コミスタ、イラスタの3Dワークスペースを使用すると、リアルと同じようにレモンを遠くにおいたり、近くにおいたり、ひねって側面を見せたりできるというわけです。

 

作者プロフィール:ブンサダカ

幼少期をロサンゼルスで7年ほど過ごした事から、若い時期はウォルトディズニーカ ンパニーで絵を学ぶ。帰国後、CD-Iのグラフィック業務を通じて、川上陽介氏(セルシス創業者)と出会う。 業務としては映像ディレクションからプログラミング、CG製作、実写合成まで行う。 数多くの著名なTVCM,音楽プロモーションビデオ,映画に3Dアーティストとして参加している。 テクニカルライターやイラストレータとしてもCG関係雑誌に記事や連載の執筆を20年近く持ち続けている。また東放学園映画専門学校デジタルアニメーション科の講師もつとめる。現在某大型アニメ映画のスタッフとして活動中。

コメント
CPおじさん 2014/10/15 00:01
距離を意識していなかったので目から鱗でした。
不二式 2012/03/19 04:34
基礎の基礎ですね