5.ビルを夜景用に変える

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : ブンサダカ
閲覧数 : 2766回 総合評価 : 0件

3Dデータには「テクスチャー」が貼られている事があります。これを使って、3Dの色や模様を簡単に変える事ができます。
自分でテクスチャファイルを作ったり、色を変えたりもできますが、今回はあらかじめ用意したファイルで、ビルを夜景用の背景に変えてみましょう。

テクスチャ入れ替え手順

①ダウンロードした、「第2回用3D素材」フォルダを開いてみてください。この中の[ビルA.jpg][ビルb.jpg][遠景ビル.jpg][窓.jpg]を選択して、[退避フォルダ]に移動します。

 

②次に[着せ替え用テクスチャー]フォルダをダブルクリックして開きます。

 

③中の4つのファイルを全て選択し、右クリックでコピーします。

 

④右クリックしてコピーします。

 

⑤ひとつ上の「第2回用3D素材」フォルダにもどり右クリックして、[貼り付け]ます。

⑥これでファイルの入れ替えは終わりです。

 

⑦今回学習したように、それぞれのビルを読み込んで配置してみましょう。夜景用の背景になったと思います。

 

⑧コミスタでは、[3Dワークスペースプロパティ]の[カラー表示]をチェックするとカラーとなります。

 

POINT

3Dワークスペースでは、ビルが全体的に緑がかって表示されていると思います。
これはコミスタ、イラスタの初期設定が影を緑色に表示する設定になっているためです。
今回のように「テクスチャー」のついた3Dデータでは、色が混ざって綺麗に表示されない場合があります。

そこで、コミスタ、イラスタ側で、テクスチャーが綺麗に出るように設定する方法をご紹介します。
※画像はIllustStudioの画面ですが、ComicStudioでも同様の操作が可能です。

(1)[3Dプレビューレイヤーの色]を黒にします。


(2)[陰影]のチェックを外します。


(3)この設定で、テクスチャーの色がきれいに表示されます。

ただし、陰影のチェックを外しているので、影が付きません。

作者プロフィール:ブンサダカ

幼少期をロサンゼルスで7年ほど過ごした事から、若い時期はウォルトディズニーカ ンパニーで絵を学ぶ。帰国後、CD-Iのグラフィック業務を通じて、川上陽介氏(セルシス創業者)と出会う。 業務としては映像ディレクションからプログラミング、CG製作、実写合成まで行う。 数多くの著名なTVCM,音楽プロモーションビデオ,映画に3Dアーティストとして参加している。 テクニカルライターやイラストレータとしてもCG関係雑誌に記事や連載の執筆を20年近く持ち続けている。また東放学園映画専門学校デジタルアニメーション科の講師もつとめる。現在某大型アニメ映画のスタッフとして活動中。

コメント
コメントはありません