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[4]原稿を準備する(ComicStudioの場合)

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
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新規作品を作成する


(1)ファイルメニュー→[新規作成]→[作品]を選択します。


(2) [新規作品]ダイアログが出ます。


(3)ダイアログ上部の[用紙テンプレート]タブを選択すると、各種原稿用紙のテンプレート一覧が表示されます。


[同人用紙]を開くと、同人誌印刷所ごとのフォーマットが用意されています。入稿予定の印刷所がこの中にある場合、任意のフォーマットを選択すると、その印刷所が指定する裁ち落とし幅で新規原稿が作成されます。


その他の印刷所に入稿する場合は、原稿用紙の設定を、該当の印刷所指定の数値にします。


①基本情報
解像度と表現色を設定します。モノクロマンガ原稿を作成する場合、多くの印刷所で600dpiが推奨されています。

②用紙サイズ
用紙全体のサイズを設定します。同人誌原稿の場合、A4の用紙を使うのが一般的です。

③内寸-仕上がり枠
製本後のサイズ(仕上がり枠)を設定します。A4で作成した場合、通常仕上がりはB5になります。

④内寸-基本枠
基本枠の設定をします。印刷所によって指定が異なる場合もあります。

⑤裁ち落とし幅
裁ち落とし幅の設定をします。作成する本のサイズや印刷所によっても異なるため、あらかじめ確認が必要です。

⑥ページ設定
ページ数や綴じ位置などの設定をします。ページ数に関しては、[2]作品を作る前に(ページ数のルール)をご確認ください。

下描き用のレイヤーについて


ComicStudioで下描きやラフ用のレイヤーを作成する場合、[新規レイヤー]ダイアログで[印刷属性]を[下描き]に設定して作成します。


この設定にしておくと、万一下描き用のレイヤーを表示したまま保存してしまっても、入稿用データに書き出すときに下描きだけ非表示になります。

もちろん、ペン入れやベタなどの清書用レイヤーを作成する場合は、忘れずに[仕上げ]の方を選択します。


トーンを貼る際のポイント


■濃度・線数
ComicStudioでは、網点トーンの濃度や線数は自由に変更できます。
しかし、印刷に出す場合は濃度を濃くしすぎたり、線数を多くしすぎると潰れて黒くなってしまう可能性があります。

そのため、濃度60%以下、線数60以下のものをそれぞれ使用すると安心です。


■角度
トーンの網点角度は、初期設定で45度となっています。意図がある場合を除き、網点の角度は変更しないようにしましょう。中途半端な角度に設定すると、モアレが発生する場合があります。


保存


作品が完成したら、ファイルを保存します。

(1)[ファイル]メニュー→[保存]を選択します。


(2)保存場所と作品名を指定し、[OK]をクリックして書き出します。

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