トーン素材を作ろう！ -その2-柄トーンの画像を作る

[3]チェック柄を作成する(グリッド活用):ComicStudio

次のようなチェック柄のトーン画像をグリッドを活用して作成します。このチェック柄はグレーなので背景トーンとして登録します。

(1)[レイヤー]パレットの[用紙]カテゴリにある[グリッド]レイヤーを表示します。

(2)用紙にグリッドが表示されます。

(3) [グリッド]レイヤーのアイコンをダブルクリックし[プロパティ]ダイアログを表示させます。

(4)[プロパティ]パレットでグリッドの設定し、[OK]をクリックします。

[グリッド線]：1cm
[分割数]：4

(5)[表示]メニュー→[スナップ]にチェックを入れ、また[表示]メニュー→[スナップ先を設定]→[グリッド]にチェックを入れます

画像がグレーなのでグレー(8bit)レイヤーに作成しがちですが、作例ではすべて黒白(2bit)のレイヤーで作業しています。

(6)[ツール]パレットから[直線]ツールを選択します。

(7)[ツールオプション]パレットの[図形]タブにある、[サイズ]を「1mm」に設定します。

(8)描画色に「黒」を選択します。

(9)上図のように縦線を３本描画します。

(10)新規レイヤーを作成し、横線を３本描画します。

※レイヤー別にカラー表示があります。

(11)新規レイヤーを作成し、次のように縦横に線を描画します。

(12)[ツール]パレットから描画色「透明」を選択します。

(13)[ツールオプション]パレットの[図形]タブにある、[サイズ]を「0.5mm」に設定します。

(14)さきほど描画した線をなぞるように線を引くと上図のようになります。

(15)レイヤーの不透明度をそれぞれ変更します。

(16)[ツール]パレットから[矩形選択]ツールを選択し、次のように選択します。

※選択範囲内を斜線で表示しています。

(17)新規レイヤーを作成します。

(18)[ツール]パレット→[塗りつぶし]ツールを選択します。

(19)[ツールオプション]パレットの[参照タブ]→[複数参照]にチェックを入れ、参照先を[すべてのレイヤー]に設定します。

(20)[ツール]パレットから描画色「黒」を選択し、次のように塗りつぶします。

(21)塗りつぶしをしたレイヤーの不透明度を「20％」にします。これでチェック柄の完成です。

画像の書き出し

ComicStudioでは、選択範囲内のみ汎用画像として書き出すことができます。先ほど作成した柄は止揚する部分からはみ出た状態になっています。使用する部分だけ切り出して画像にします。

(1)柄として使用する部分を[矩形選択]ツールで囲みます。

※例では、ガイドにスナップさせ選択範囲を作成しています。

(2)[ファイル]メニュー→[書き出し]→[画像ファイル](ピクセル指定・寸法指定どちらでもかまいません。)を選択します。

(3)[画像のエクスポート]ダイアログの下記のように設定をします。

[出力サイズ]：等倍で出力
[出力範囲]：選択範囲の外接矩形
[色深度]：グレースケール

[ファイル名]や[種類]、[出力先]を設定し[OK]をクリックします。

※[種類]は画像形式です。「PNG」や「BMP」(画像が大きい場合は「JPG」だと容量が抑えられます)などの汎用画像に設定します。

選択範囲内の画像のみ書き出されます。この画像を「背景トーン」として登録すれば、チェックのトーンの完成です。

画像のトーン登録の方法につきましては『1.基本編』→『2.画像をトーンとして登録』を参照してください。