[3]3Dオブジェクトのアタッチ
閲覧数 : 3413回 総合評価 : 2件
(1)CLIP STUDIO ACTIONを起動します。
(2)上部メニュー[ファイル]から[読み込み]→[モデル]を選択して、[2]にて作成した「 sample_camera.c2fc」とサンプルデータ「sample_clip_he.c2fc」をタイムラインに読み込みます。
モーション付き3Dオブジェクト用のキャラクターモーションを作成する場合は、特徴点が設定済みである[本講座サンプルデータ]「sample_clip_he.c2fc」を使用することをお勧めいたします。
sample_clip_he.c2fc
(3)[ステージビュー]に「sample_clip_he.c2fc」と「 sample_camera.c2fc」が表示されます。
「sample_clip_he」トラックをクリックして選択状態にします。
(4)トラック「sample_clip_he」が選択状態となっていることを確認した上で、[アタッチ設定]内の[アタッチする]にチェックを入れます。[3Dオブジェクト]と[アタッチ先]を変更することが可能ですが、今回はそのままにしておきます。
(5)[アタッチ設定]内の[基準点][位置][向き]を下図のように変更します。
■基準点の変更
アタッチされた3Dオブジェクトの基準となる位置を、アタッチ先のボーン内(下図の青線上)で調整することができます。
[基準点]は[移動]と異なりは、アタッチするボーンの長さに対しての割合で3Dオブジェクトを配置することができるので、体格が異なるキャラクターでもアタッチ位置を共有することが可能になります。
・[アタッチ先]「右肘-手首」 [基準点]「0.00」の場合
・[アタッチ先]「右肘-手首」 [基準点]「0.50」の場合
・[アタッチ先]「右肘-手首」 [基準点]「1.00」の場合
■基準点とアタッチされる3Dキャラクターの個体差
アタッチされた3Dオブジェクトの移動には[基準点]と[位置X][位置Y][位置Z]を使用することができますが、[基準点]はアタッチするボーンの長さに対しての割合で3Dオブジェクトを移動させることができるので、まず、[基準点]の値を設定した後、[位置X][位置Y][位置Z]を調整します。
見た目のアタッチ状態が同じでも、基準点の値が違うと体型(ボーンの長さ)が異なる3Dキャラクターにアタッチ設定を適用した際に異なるアタッチ状態となります。
(6)アタッチされたカメラに合わせて、右手の指のポーズを下図のように調整していきます。
(7)カレントフレームが「0」フレームであることを確認した上で、[カレントフレームにキーフレームを追加] ボタンをクリックしてキーフレームを作成します。
コメント