提供者 : セルシス    更新日 : 2018/12/05   
閲覧数 : 127093回 総合評価 : 16件
使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT Ver.1.5.6
※本講座はDEBUT版ではご利用いただけない機能を使用しています。

下描きを元に、人物にペン入れを行い、人物の主線を完成します。

1. ペン入れを見やすくするために、[レイヤー]パレットで「下描き」レイヤーを選択し、[不透明度]を50%に変更します。



2. [レイヤー]パレットの[新規ラスターレイヤー]をクリックします。作成したレイヤーのレイヤー名をダブルクリックして「人物1」と入力します。
「人物1」はコマ枠からはみ出した「ブチ抜き」用にするため、レイヤーの重ね順を「枠線」レイヤーのひとつ上に変更します。



3. [ツール]パレットのメインカラーを黒にします。

4. [ツール]パレットの[ペン]ツール→[ペン]→[Gペン]を選択し、黒の描画色で人物の主線を描き入れます。



修正が必要な場合は、[消しゴム]ツールや[ペン]ツールなどを使い、人物を描き入れます。

5. 「人物1」レイヤーには1コマ目の人物と、3コマ目のバストアップの人物を描画します。
フキダシや枠線の表示が描画の邪魔になる場合は、[レイヤー]パレットで一時的に非表示にします。



1コマ目と3コマ目の人物の描画が終わりました。

POINT

[基本表現色]がモノクロの場合、ペン入れなどで引いた線に、[アンチエイリアス]がかかりません。そのためパソコンのディスプレイでは、線が荒く見える場合があります。


6. 続けて、4コマ目の人物主線を描いていきます。[コマ枠フォルダー]を選択した状態で、[レイヤー]パレットの[新規ラスターレイヤー]をクリックします。レイヤー名は「人物2」に変更します。



下図の白く見えるところが、コマ画像の表示領域です。[コマ枠フォルダー]内のレイヤーは、枠線の外側にはみ出るように描いても、はみ出した部分は表示されません。



7. 同様に、1コマ目の手前側の人物も「人物2」レイヤーに描画していきます。



8. 人物主線が完成しました。



POINT

ペン入れの作業について詳しくは、『イラストを描いてみよう基本編』→『3.ペン入れ』を参照してください。


コメント
ツカル 2017/04/10 09:46
こちらで解決しました>> 描画「枠線近くにペン入れができない」 https://www.clip-studio.com/clip_site/support/help/detail/svc/53/tid/72087
ツカル 2017/04/10 09:32
コマ内にて枠線に近いところで線を描こうとすると、線が枠線にちぢれるように寄ってしまい思い通りのところに描けません。解決できず困っています。