4.着彩
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[1]おおまかに塗っていく
[2]調整をしながら塗る
[3]細かく塗りこんでいく
[4]大きなブラシで色を流す
[5]顔の描き込み
[6]フリルの描き込み
[7]照り返しのハイライト
[1]おおまかに塗っていく
ここからは着彩の工程です。
線画の色変えと同様に、すべての塗りのレイヤーを、[透明ピクセルをロック]を設定した状態にします。
塗りには、『1.キャンバスとブラシの設定』で設定した「カスタム筆」を使用します。
私の場合、各パーツを順番に塗りこんでいくのではなく、全体的に少しずつ塗っていきます。
最初は大きめのブラシでザクザク濃淡をつけていきます。
レイヤーを切り替えるときは[レイヤー]パレットから選択するのではなく、[Ctrl]+[Shift]キーを押しながらキャンバス上で塗りたい領域をペンでタッチします。直接イラストから選んでいくと、素早く直感的にレイヤーを切り替えられます。
効率に大きく影響するので、是非覚えておきたいショートカット機能です。
[2]調整をしながら塗る
塗っている途中、ちょこちょこと色調補正をしていきます。
コントラストが弱いと感じたので、[編集]メニュー→[色調補正]→[明るさ・コントラスト]で色にメリハリを作ります。
[3]細かく塗りこんでいく
大まかに塗ったら、今度は細い筆で塗りこんでいきます。
ブラシサイズを調整するときは[Ctrl]+[Alt]キーを押しながらキャンバス上でペンをドラッグして、大きさを変えていきます。
慣れれば作業の流れを止めずに、ブラシサイズをこまめに変えられるようになるので、レイヤー選択のショートカットと共に覚えておきましょう。
[4]大きなブラシで色を流す
構図にも線画にも塗りにも言えることですが、イラストはメリハリが重要です。
細かく塗りこむ部分もあれば、思い切ってぼかしたり流したりする部分も入れることで、メリハリをつけることができます。
毛先のほうを思い切って大きなブラシで流します。
照り返しの反射光のようなニュアンスで、ピンク~紫を入れてみました。
[5]顔の描き込み
顔を描き込んでいきます。特に瞳はキャラクターイラストにとって大変重要です。
キャラの可愛さや性格がいろいろ出る場所なので、入念にバランスをチェックしつつ描き込んでいきます。
今回は髪の毛の下に目の線画が隠れるようにしたかったので、目などの顔のパーツの線画が描かれた「kao」レイヤーを、線画のレイヤーフォルダから塗りのレイヤーフォルダの中へ移動し、髪の毛のレイヤーよりも下の階層に配置させました。
私の場合は顔の肌はあまり立体感をつけません。あえて平面的な印象で、ベタでぬりつつ、髪の影と鼻にオレンジ~ピンクをいれます。
とくに鼻は繊細な部分なので、気をつけて色を置いて行きましょう。あまり濃く入れると鼻が大きくみえて可愛くなくなります。また、頬紅も薄く馴染ませながら色を乗せてあげましょう。
瞳にハイライトを入れます。
ハイライトは顔の線画の上にレイヤーを作って描き込みます。
同様に眉もレイヤーを作って描きます。これで顔のパーツが揃いました。
[6]フリルの描き込み
フリルを塗っていきます。
生地の波に沿って、凹んでいる部分を縫い目に対して縦にタッチをいれていきます。
もう一段階濃い色でタッチを入れていきます。
縫い目付近の生地が寄って皺になっている部分を中心にタッチをいれていくと、フリルらしい波打った感じになっていきます。
[7]照り返しのハイライト
肌などに、照り返しのハイライトを入れていきます。
直接光があたっている側とは反対側の、影になっている部分に紫や青でハイライトをいれていきます。
今回のように、通常の光源なら青や紫を、逆に青い光源の場合は暖色系のハイライトをいれるのがポイントです。
ひととおり塗りこみました。
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