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2.下描きからペン入れまで

提供者 : セルシス    更新日 : 2018/12/05    作家 : 餅田むぅ
閲覧数 : 19734回 総合評価 : 3件
使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT Ver.1.5.1

[1]カラーマンガの下描き
[2]カラーマンガのペン入れ

[1]カラーマンガの下描き

(1)「ネーム」レイヤーの上に新しいレイヤーを作り、[鉛筆]ツールの[シャーペン]サブツールで下描きしていきます。

(2)下描きが終わったら「ネーム」レイヤーはひとまず非表示にしておきます。
次のペン入れの工程がやりやすいように、「下描き」レイヤーの[レイヤーカラー]を水色に変更して、不透明度を下げます。

[2]カラーマンガのペン入れ

(1)「枠線」コマ枠フォルダーを選択した状態で、新規ベクターレイヤーを作ります。
そうすると、コマ枠フォルダー内にレイヤーが収納されます。
1、3、4コマめのコマごとにベクターレイヤーを作り、[ペン]ツール→[Gペン]サブツールでペン入れしていきます。

2コマ目はコマ枠外に絵があるため、コマ枠フォルダーには入れません。

ベクターレイヤーについて詳しくは、機能解説!トラの巻「ベクターレイヤーを使いこなす」をご覧ください。

(2)背景の机などは[直線]サブツールを使用してペン入れしています。
※[G]ペンなどの描画ツールを[Shift]キーを押しながら描画することでも直線を描けます。

(3)1、3、4コマのペン入れが終わりました。

(4)次に、2コマ目のペン入れをします。2コマめは「枠線」コマ枠フォルダーの上に新規ベクターレイヤーを作成します。
2コマ目を描くにあたって他のコマの絵が邪魔になるため、「枠線」コマ枠フォルダーを非表示にしておきます。
※レイヤーの目のマークをクリックして消すと非表示状態になります。

(5)1、3、4コマめと同様にペン入れしました。

(6)一通りペン入れが終わったところで交差している線などをクリンナップします。
ベクターレイヤーに描画しているため簡単に修正できます。

[消しゴム]ツールの[ツールプロパティ]パレットで、[ベクター消去]にチェックを入れ、[交点まで]を選択します。
この[消しゴム]ツールを使えば、たくさんの線が交差して消しにくい部分もかんたんに修正できます。

すべてのコマのペン入れが終わりました

次回はフキダシを作ります。

作者プロフィール:餅田むぅ  (サイトURL:http://mcmt03.jugem.jp/

男の子や女の子を描くのが好きです。公式アンソロジーなどで漫画描かせて頂く こともあります。

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