1.設定
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はじめに自分が使いやすいように設定を変更します。
[1] ワークスペース・パレットの設定
[2] ツール・ショートカット・オートアクションの設定
[1] ワークスペース・パレットの設定
ワークスペースをデフォルトの設定から自分の使いやすい形に変更します。パレットは上部をクリックして任意の場所にドラッグ&ドロップすれば、位置を変更することができます。
基本的に右に寄せています。ブラシは頻繁に設定を変更するので、[ツールプロパティ]パレットは大きめにしてあります。また、[ブラシサイズ]パレット部分も広く取っています。
[カラーサークル]パレットは使い慣れている三角タイプに変更しています。[カラーサークル]パレット右下のボタンをクリックすれば三角のタイプに変更することができます。
[カラーセット]パレットには普段よく使う色を登録しています。
[カラーセット]パレットのカスタマイズ
[カラーセット]パレットには自分が良く使う色を登録することができます。ここではカスタマイズ方法について解説します。
デフォルトのカラーセットを使用する
CLIP STUDIO PAINTにはデフォルトでいくつかのカラーセットが入っています。濃い色や暗い色、淡い色のセットなどが入っています。
色の追加・削除
パレット右下の[色の追加]をクリックすると、現在の描画色がパレットに追加されます。
また、パレットの色を選択して[色の置き換え]をクリックすると、現在の描画色に変わります。
色を選択した状態で[色の削除]をクリックすれば、その色を削除することができます。
カラーセットの追加
[カラーセット]パレットの[カラーセットの編集]→[新規設定を追加]を選択すると何も登録されていないカラーセットが追加されます。[デフォルト設定を追加]を選択すると、[標準カラーセット]が追加されます。また、[現在の設定を複製]で選択中のカラーセットを複製します。
カラーセットの書き出し・読み込み
自分用にカスタマイズしたカラーセットは書き出して、他のPCなどで読み込むことができます。書き出し・読み込みはパレット左上のメニューボタンをクリックして行うことができます。
よく使う色などは登録して、使いやすいようにしておきましょう。
わかりやすいように、普段使うツールを[サブツール]パレットでひとまとめにしています。
任意のツールをサブツール上でドラッグ&ドロップすれば自分専用にまとめた[サブツール]パレットが作れます。
[サブツール]パレットのカスタマイズ
今回行った[サブツール]パレットをカスタマイズして、一つにまとめる方法を解説します。
[サブツール]パレット内のサブツールを[ツール]パレットにドラッグして、[ツール]パレットのアイコンが増えます。
[サブツール]パレット内のサブツールをタブにドラッグ&ドロップすると、サブツールのタブが増えます。 また、逆にタブからタブにドラッグ&ドロップするとタブ内の[サブツール]をまとめることができます。
作成した[サブツール]パレットに自分の好みの設定のツールを作成します。
以下の手順を繰り返します。
①他のサブツールから作成したいサブツールに近いものを複製して、カスタムしたサブツールパレットに移動します。
↓
②[サブツール詳細]で細かい設定を行います。
他のツールから[サブツール]を持ってきたい場合は、[サブツール]パレットのメニューから[サブツールの複製]を選択し、複製したサブツールを移動したいツールのアイコンにドラッグ&ドロップします。すると新しいタブが作成されます。
[2] ツール・ショートカット・オートアクションの設定
今回使用したツールは基本的に3種類です。
他には色分けの時に、[塗りつぶし]ツールや[消しゴム]のサイズが小さいものなども使ったりしました。
1.ツール
アナログ鉛筆アナログ風に見えるかもしれない鉛筆です。線画を描く時に使用します。
塗り-水彩筆ラフを描く時と、着色の時に使います。着色の時はこれ1本で設定を変えながら塗っていきます。
消しゴムです。水彩筆で塗ったものを薄く消したりもします。これも設定を変えながら使います。
2.ショートカット
[ファイル]メニュー→[ショートカット設定]→[設定領域:オプション]でショートカットを割り当てます。ブラシサイズへの筆圧の割り当てのON/OFFはよく切り替えるので、ショートカットを割り当てています。
[ブラシサイズへの筆圧の割り当てのON/OFF]とは
ツールには個々に筆圧の設定をすることができます。[ツールプロパティ]パレット→[ブラシサイズ]の横のボタンをクリックすると[ブラシサイズ影響元設定]ダイアログが表示されます。今回はこの[筆圧]の項目をONにするかOFFにするか、ショートカットを割り当てました。
3.オートアクション
次にオートアクションの設定をします。
同じような作業を繰り返すときに、少しでも効率的に行えるようにしています。小技でしょ?と思っているかたもいるかもしれませんが、効率化を求めていくととても便利な機能だと思います。
オートアクションについて詳しくは機能解説!トラの巻をご覧ください。
自分の塗り方は、乗算やオーバーレイなど合成モードの変更を必要とするレイヤーを多用するので、ボタン1つでそのレイヤーが作られ、更にベースとなるレイヤーにクリッピングされるようにしています。
【記録する操作】
①新規レイヤーを作成
↓
②下のレイヤーでクリッピング
↓
③合成モードを乗算などに切り替え
この操作手順を記録し、[ショートカット設定]で任意のボタンに割り当てれば完成です。
多少の違いかもしれませんが、合成モードを変更したレイヤーを多用される方にはオススメです。
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