5.人物の着色1(肌)

提供者 : セルシス    更新日 : 2018/12/05    作家 : つのじゅ
閲覧数 : 47254回 総合評価 : 10件
使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT PRO Ver.1.2.0

[1]肌に濃い色を塗る
[2]青や緑色を塗る
[3]赤みを入れる
[4]ハイライトを入れる

配色したベースの色に影をつけていきます。
人物を塗るときは、後ろにある小物類のレイヤーは非表示にしておきます。

[1]肌に濃い色を塗る

はじめに、人物の肌をベースの「はだ」レイヤーに直接塗っていきます。
前回の色分けの工程でレイヤーの透明部分をロックしてあるためはみ出さずに色を重ねられます。
着色には「色塗1]ブラシを使いました。
濃い色を置いて→馴染ませてを繰り返して塗り重ねていきます。


[2]青や緑色を塗る

「はだ」レイヤーの上に新規レイヤー「青とか」を作成し、パレット上部にある [下のレイヤーでクリッピング]アイコンをクリックして設定します。 ※レイヤーに[下のレイヤーでクリッピング]を設定すると、下のレイヤーの描画範囲にのみ描画が表示されます。この機能について詳しくは「機能解説!トラの巻 > レイヤー周りの操作 」をご覧ください。


この「青とか」レイヤーに、水彩境界を設定したブラシ「青肌とか」で青色や緑色を肌の上に重ねます。
青色や緑色を肌に塗ることによって、人物に血の通っているような深い表情が加わります。
おでこと首に塗り重ね、腕や足にもちょこっと色を入れます。


[3]赤みを入れる

「はだ」レイヤーと「青とか」レイヤーの間に新規レイヤー「ほっぺ」を作成し、[下のレイヤーでクリッピング]と合成モードを[乗算]に設定します。
※合成モードの設定について詳しくは「機能解説!トラの巻 > 合成モードの基本」をご覧ください。

この「ほっぺ」レイヤーに、人物のほっぺたの赤みを入れていきます。
青や緑と同様に、赤みを入れることによって血の通っているあたたかさを加えます。
「色塗1」を使って赤みを入れたあとに、第1回で作成した消しゴムブラシ「カサカサ消しゴム」でなじむように削っていきます。
ほっぺたの赤い女の子ってかわいいなと思いつつお化粧のチーク(頬紅)感覚で入れていきますが、赤面しているわけではないので、ほんのり色付くように、また、赤くなりすぎないように気をつけます。


[4]ハイライトを入れる

肌の着色の最後に、ハイライトを入れます。
「青とか」レイヤーの上に新規レイヤーを作成し、[下のレイヤーでクリッピング]に設定します。


顔の縁やほっぺたにハイライトを入れることによって、ちょっとつや感を出します。
「線画」ブラシを使って、ベースの肌色でハイライトを入れました。


肌の着色はこれで終わりです。

作者プロフィール:つのじゅ  (サイトURL:http://mochituno.web.fc2.com/

小物いっぱいのゴチャゴチャしたもの、お菓子などをモチーフにした創作イラストが多いです。 絵を見て少しでも、楽しい・面白!など思ってもらえるようなものを目指して日々妄想してます。 最近のお仕事は「SS(スモールエス)」で配色講座させて頂いたりしました。

コメント
真崎詩子 2014/12/10 22:37
肌色の参考になります。
翠河 2014/03/31 07:36
勉強になります
みっぺーー 2013/11/14 00:47
わかりやすいです
だみだみん 2013/08/25 06:03
勉強になります
博龍 2013/08/24 05:08
参考にさせていただきます