5.色の調整とキャンバスサイズの変更
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[1]色調補正レイヤーで色味を調整
[2]仕上がりサイズにトリミング
[3]シャボン玉の彩色
[1]色調補正レイヤーで色味を調整
色調補正レイヤーを使用して、イラストの雰囲気をヴィンテージ風に加工します。
(1)[レイヤーメニュー]→[新規色調補正レイヤー]→[トーンカーブ]を選択します。
(2)表示された[トーンカーブ]ダイアログで、左上にある[RGB]のプルダウンをクリックし、「Red」を選びます。
次に、グラフ内のコントロールポイントをドラッグして左端を少し下げます。
プレビューが表示されるので、イラストを見ながら色味を調整します。好みの色になったら[OK]をクリックします。
少し効果が強い気がしたので、トーンカーブのレイヤーの不透明度を[71]%にしました。
[トーンカーブ]で赤色を落とすと、彩度が弱まりヴィンテージ風になります。
色調補正レイヤーについては、機能解説!トラの巻「レイヤーの種類2 様々なレイヤー [4]色調補正レイヤー」で解説されています。
[2]仕上がりサイズにトリミング
彩色が大体終わった段階でイラストをトリミングしています。
仕上がりサイズがA4の前提です。
(1)[編集]メニュー→[キャンバスサイズの変更]を選択し、表示されたダイアログで[単位]を[mm]に変更したあと、[幅]と[高さ]はA4サイズの寸法を入力します。
比率を変えないように、四隅のハンドルを[Shift]キーを押しながらドラッグして範囲を拡げます。
最適だと思ったところで[OK]をクリックします。
トリミングできました。
A4より少し大きなサイズになりましたが、比率は同じなので、完成イラストを書き出す際にA4サイズで出力すれば問題なくリサイズできます。
[3]シャボン玉の彩色
塗り忘れていたシャボン玉を描きます。
レイヤーパレットの最上部にレイヤーを新規作成し、[ペン]ツールで白丸と二つのハイライトを描きます。
レイヤーをすぐ下に作成し、丸の中をなぞるように[滑らか水彩]で白をうっすらと塗ります。
これで一通り彩色できました。次の回では、この彩色済のイラストに加筆し、塗りに厚みを持たせていきます。
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