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第19回:新規にファイルを作る2

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
閲覧数 : 6491回 総合評価 : 1件

※ 使用したバージョン : ComicStudio EX 4.5.4

 

[1][作品情報]を入力する

新規にファイルを作る際に表示される[新規作品]ダイアログの左下の[作品情報]ボタンを押すと、このような画面が出てきます。

 

作品情報や作者情報、それを紙面に挿入する位置を決めます。

この作品情報、作者情報、ページ番号は、印刷範囲に入らない、トンボの裁ち落とし幅の外側の下部に挿入されます。

 

なので、裁ち落とし幅が用紙サイズぎりぎりだったりする用紙の場合は入る箇所がありませんのでその点は注意です。
また、用紙には入るスペースがあっても、[印刷]や[書き出し]でトンボの位置で切り落とす設定にした場合も、入る箇所がありません。
必要がない場合には空白でもOKです。
また、設定しても、ページの[表示]の設定で表示を切ることもできます。

[ノンブル]が必要な場合は[ノンブル設定]にチェックを入れます。
ノンブルは[ページ番号]とは違い、好きな数から始めることができますので、台割りに合わせた開始ページを入力します。
[フォーマット]は、ノンブルの前後に[~]や[*]などのような飾り文字を入れたい場合、ここで設定すればすべてのページに適用されます。

 

ノンブルが入るのは、一括で[基本枠]の下部になります。
表示位置は、[内側](綴じ側)、[外側](小口側)、[中央]、[隠しノンブル]ですが、この[隠しノンブル]というのは、綴じ側の仕上がり枠ぎりぎりの位置になります。ぎりぎり印刷範囲に入る部分です。
ノンブルの一括設定はこれだけですが、ページごとに個別にノンブルを移動させたり表示を変えたりすることはできます。
また、ノンブルの設定をしていても、ページの[表示]の設定で表示を切ることもできます。
作品情報の設定ができたら[OK]を押します。

この[作品情報]も後から入力したり変更したりすることも、ファイルを作成した後いつでもできます。
[作品情報]を後から入力・変更する場合は、[作品]メニューから[作品情報の変更]を選択すると、作品情報の入力・変更ができます。

 

 

[2]新規作品ファイル作成

必要な設定がすべてできたら[新規作品]ダイアログの[OK]を押せば、これで作品ファイルが作成されました。

 

ただし、これは[新規のファイルを作成してひらいた]だけの状態なので、まだどこにも保存されていません。このまま何も作業をせずにこのファイルをとじれば、このファイルは破棄されます。
ファイル保存の方法は[第5回:ファイルを保存&開く]を参考にしてください。

このファイルの1ページ目を開いてみるとこんな感じです。

 

設定した作品情報やページ番号、ノンブルなどは、上部メニュー[表示]で表示のオンオフができます。ここで表示を切っても、設定は生きています。

 

[テキストレイヤー領域表示]というのは、ノンブルや作品情報の文字のまわりに表示されている水色の枠のことです。この枠の表示も切ることができます。

 

[3]作品ファイル設定の変更

作品ファイルのいろいろな設定を変更する場合は、ページを閉じて、作品ファイルのページプレビューのウィンドウにします。
上部メニュー[作品]から、いろいろな設定が変更できます。

 

現在赤い枠で表示されている、選択しているページが片ページなので見開きの項目がグレーアウトしていますが、左右にページのある位置のページを選択すれば[ページを見開きにする]で、その両ページを見開きにすることもできます。

選択ページの削除や、選択したページの前や後ろに新規ページを挿入することもできます。
なお、新たにページを増やす場合は、テンプレートをカスタマイズして、レイヤーなども追加した原稿用紙を使用している場合は[用紙を選択して挿入]を実行した方がいいかと思います。
[新規ページの挿入]を選択した場合は、他のページと用紙サイズや用紙ガイドは同じページが挿入されますが、レイヤーなどを追加した用紙を[テンプレートとして登録]した用紙を使っていた場合でも、レイヤー等の設定はデフォルトの用紙が追加されます。

なお[用紙を選択して挿入]では、他のページとはまったく違う用紙サイズの他の用紙も挿入することができます。
便利は便利ですが、1本の作品内で用紙設定の違うページが混ざるとトラブルになる可能性もありますので、その点はご注意ください。

また、[ページの削除]を選択した場合は、このようなダイアログが出ます。

 

バックアップをせずにページを削除した場合、そのページで何か作業をしていた場合でも削除されてしまってもう戻りませんから、不安な場合は削除ページをバックアップとして取っておくことをお薦めします。

このダイアログの下部に描いてありますが、ページのバックアップファイルに限らず、コミスタの作品ファイルは、コミスタのページファイルを読み込んでその作品内の1ページにすることができます。

上部メニュー[ファイル]→[読み込み]→[ページファイル]で、挿入させたいコミスタの[ページファイル(*.cpg)]を選択すればOKです。

 

読み込まれたページは、作品の最終ページの位置に挿入されますが、その後ページプレビュー上で任意の場所にページをドラッグすれば、どのページも好きな順番に移動させることができます。

なお、いったん作成したページや作品ファイルの[基本解像度]自体は、上部メニュー[用紙ガイドの変更(全ページ)][用紙ガイドの変更(選択ページ)]で変更ができますが、その際にページにあるレイヤーはすべてクリアされてしまいます。
[ページの削除]と同様に、バックアップを取ることはできますが、作業していたページそのままで解像度の変更はできませんので、その点はご注意ください。
いったん作成したファイルの解像度の変更は、ほぼできない、と思っていた方がいいかと思います。

ページプレビュー画面では、ページを複数選択することもできます。
1ページを選択した状態で、「Shift」キーを押しながらもう一つ別のページを選択すると、その2ページの間のページも全部まとめて選択したことになります。

 

また「Ctrl」(Macは「command」)キーを押しながらページをクリックすると、選択ページが追加でき、また選択されているページをクリックすると選択が解除になります。

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