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トーンを使いこなす トーンゆがみテクニック編 2

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
閲覧数 : 5687回 総合評価 : 4件

※ 使用したバージョン : ComicStudio Ver.4.5.4

「トーンを使いこなす トーンゆがみテクニック編 1」に引きつづき、トーンゆがみを使ったテクニックを詳しくご説明します。
今回は複数のトーンで柄の作成、アナログ風に加工など応用的な使い方満載でお送りします。
※[トーンゆがみ]はComicStudio EX のみの機能となります。

[1] 基本的なトーンで網模様を作成
[2] トーンの柄をアナログ風に加工

 

[1] 基本的なトーンで網模様を作成

ComicStudioはトーンが使い放題です。そしてComicStudioの特徴として、網点を全く同じ位置に配置できたり、角度を正確に設定できたりとアナログでは面倒な作業があっという間にできます。
この特徴を応用して万線トーンなどで網模様を作成しましょう。

 

作業をしながら雰囲気を見てトーンを増やしていきましょう。
(1) 網模様の基本として「線数:20 種類:クロス 角度:45」のトーンを作成します。
レイヤー名は分かりやすい名前に変えておくと便利です。

 

パースに合わせてトーン柄を変形させましょう。
(2) [編集]メニューから[トーンゆがみ]→[自由変形]を選択します。

 

(3) パースに合わせて形を変形させます。

 

パースに合わせた柄に変形できました。

 

網模様をもう少し複雑にしましょう。
先ほどの「クロス(45°)」に加え「線(90°)」を足します。

 

今度はパースに合うように[トーンゆがみ]を使う必要はありません。
[トーンゆがみ]で変形させたトーンは[線数]など設定を変更しても、変形した情報は引き継がれます。

(4) 先ほど変形させた「クロス」のトーンを選択し、[レイヤー]メニューから[レイヤーの複製]を選択し、レイヤーを複製します。

 

(5) [プロパティ]パレットの[トーン]タブからトーンの設定を変更します。

 

網模様が複雑化しました。

 
POINT

トーンの重なり具合を調整したい場合[プロパティ]パレットの[トーン]タブ→[トーン柄の移動]で調整できます。

 

同じ要領で、トーン柄に立体感を出すため、更に2枚のトーンを追加しましょう。

まず影として「線(135°)」

 

ホワイトとして「線(135°)」

 

トーンの柄に立体感が出ました。

 
POINT

■トーンの柄を正しく表示
[トーンゆがみ]を使い複数のトーンを重ねていくと、トーンの柄が「表示倍率」や「モニターの解像度」によってずれて見えることがあります。
そんな時は[圧縮フォルダ]を活用することで正しい表示をいつでも確認することができます。

 

[圧縮フォルダ]について詳しくは「圧縮フォルダを使いこなす」をご覧ください。

 

[2] トーンの柄をアナログ風に加工

次はトーンをアナログっぽく加工しましょう。

 

アナログっぽく加工するには、「トーンレイヤー」を「ラスターレイヤー:グレー(8bit)」に変換する必要があります。
ですが、トーンレイヤーを「グレー(8bit)」に変換すると、グレーに変換されてしまい[トーンゆがみ]をかけた意味がなくなってしまいます。

 

トーンの柄を維持したままレイヤー変換をしたいので
「トーンレイヤー」→「ラスターレイヤー:黒白(2bit)」→「ラスターレイヤー:グレー(8bit)」
の順番でレイヤー変換する必要があります。

(1) トーンを変換する前に、ホワイト用に作成したホワイトトーンを非表示にしておきます。

 

「色:黒」のトーンを統合します。
(2) 網模様に使った2枚のトーンと影に使ったトーン、3枚のトーンレイヤーを選択します。

 

(3) [レイヤー]メニューから[レイヤーの統合]を選択します。

 

(4) [レイヤー統合]ダイアログで変換するレイヤーの設定をし[OK]をクリックします。
[種類]:「ラスターレイヤー」
[表現色]:「黒白(2bit)」or「黒(1bit)」
元のトーンレイヤーを残したい場合[元レイヤーを残す]にチェックを入れます。

 

これで柄を保持したままレイヤー変換できました。
この時、柄が全体的に少しずれますが気にしないでいきましょう。

(5)今レイヤー変換したレイヤーを「ラスターレイヤー:グレー(8bit)」に変換します。
[レイヤー]メニューから[レイヤーの変換]を選択します。

 

(6)[レイヤーの変換]ダイアログで変換するレイヤーの設定をし[OK]をクリックします。
[表現色]:「グレー(8bit)」
[減色手法]:「閾値」

 

「グレー(8bit)」のレイヤーになったらいよいよアナログ風に加工です。
「グレー(8bit)減色手法:閾値」レイヤーに[フィルター]の「ガウスぼかし」をかけます。
そうすることで線の細いところはより細く、線の交点はより濃くなり、アナログタッチになります。

(1) [フィルタ]メニューから[ぼかし]→[ガウスぼかし]を選択します。

 

(2) [ガウスぼかし]ダイアログの[プレビュー]にチェックを入れ、様子を見ながら[ぼかす範囲]の数値を入力し、数値が決まったら[OK]をクリックします。

 

最後にもうひと加工。 [グラデーション]ツールで光を入れましょう。

(3) [グラデーション]ツールを選択、描画色に「透明」を選択し、[グラデーション]ツールの[ツールオプション]を設定します。
・[編集中のレイヤーに描画する]にチェック
・[濃度グラフ]を任意のグラフに設定
・[繰り返しタイプ]を[繰り返さない]

 

(4)光の当たっている方向からグラデーションを適用します。

 

柄の削れ具合がトーン削りを行う場合と違った表現ができます。

 

でも、これだけだと写真を加工しただけのように見えませんか?もちろん、それでも十分だと思いますが今回はマンガっぽく仕上げたいと思います。
ここでさきほど非表示にしておいたホワイトトーンです!

このトーンレイヤーを表示して、柄を適切な場所に合わせればグンとマンガっぽさと立体感がでます。

 

以上で完成です。

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コメント
yuinosuke 2012/12/22 08:23
なんとなく読んでみたら知らないことだらけでびっくりしました。 とても参考になったので、みなさん是非読んでください
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