7.メイクアップ開始!

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : バーニア600
閲覧数 : 6580回 総合評価 : 3件

「光と影の表現」と言いつつ、あんまり光彩について触れてなかったこの連載。 ようやっと「約束の場所」へ到達でございます(何)。はたして連載にしてよかったのかという疑問も、今日までの記憶。
創作物は、完結してこそ意味を成す!

 

1.キズの表現

光彩処理前の下準備その1。歴戦の証、傷の表現をします。
こういう細かい情報の積み重ねが、いろんな妄想を構築する原動力だと想うのです。実写ではそれほど目立たない部分ですが、絵では多少誇張した方が“らしく”見える不思議。似顔絵における、サンマさんの歯と同一理論だと思うのです(謎)。

キズの表現
 


傷(と言うか凹)の基本的な表現は、下図参照。「傷に見える」と言うのが正しいかも知れません。マンガなんかではお決まりの記号ですね。光源が上図の場合、面に対しカゲ部は暗く、反射部は明るくなります。傷が凹の場合、光源→カゲ→反射の順に。逆に凸の場合は、光源→反射→カゲの順になります。

光源
 


2.ナンバーを入れる


機関車の名札、ナンバープレートを表現します。鉄道マニアの部屋を表現する場合、とりあえずコレがあれば「らしく見える」便利なパーツの一つです。有名なモノにSLのプレートがありますが、「なぜ」がつくほど高値です(ドーデモイイ)。

パーツ
 


順を追って説明すると、

(1)テキストをタイプ

 
テキスト


 


(2)ラスタライズ後に自由変形

 
ラスタライズ


 

 
ラスタライズ
 


(3)[透明部分をロック]して色調整

 
透明部分をロック


 

色調整
 


(4)質感表現をしてフィニッシュ!

 
質感
 


コイツが入ると、それまで機械だったモノが一気に「機関車」として成立します。やはり名前は大切なのです。


 

3.最終色調整

光彩処理前の色味最終調整です。新規レイヤーの[乗算]モードにて、基本画像に上図右の陰影効果を足します。各パーツでバラけていた色調をここで一気に統一。頑張って描いた部分も必要とあれば塗りつぶします。もったいない気もしますが、全部をそのままにしておくと、単にうるさい絵にしかなりません。捨てる勇気。戦艦のラッタルの数まで合わせて頑張って描いたのに、全部真っ黒に塗り潰された某カントクの苦難に比べればっ!

 
色味調整
 

作者プロフィール:バーニア600  (サイトURL:http://sakuradima.harisen.jp/

イラストレーター。サークル「さくらぢま」所属。最近の代表作にDVD『EXIT TUNES PRESENTS pixivの殿堂』ジャケットイラストなど。自転車の発電ライトの音が、国鉄型電車のモーター音に聴こえてならない鉄道マニア。

コメント
翠河 2014/04/01 22:53
勉強になります