1.はじめの設定

はじめに表示、ワークスペース、タブレットとブラシの設定を行います。どんなワークスペースにするか、どんな設定や準備をしておけばいいのか、最初は悩むものですよね。参考までに、自分の設定をまとめてみました。

[表示]メニュー→[ベクターのアンチエイリアス表示]にチェックを入れておきます。今回は画面サイズの関係で、ラスターレイヤーに描いていますが、普段はベクターレイヤーで描画しています。ここにチェックを入れておくと、データの書き出し時やラスタライズ時に、ベクターレイヤー上の線にアンチエイリアスがかかった状態で書き出しされるようになります。
 

■ツールセット
補正無しのペンが好きなので、初期設定のペンを調整したものをツールセットに登録しました。また、設定が自動登録されないよう、全てのツールセットは、[ツールセット]のメニューから[初期設定に登録]した後、設定を[ロック]しておきます。今回使用するペンの設定は後述します。

■ブラシ設定
また、ちょっとがさがさした質感をつけたいので、そういったパターンブラシも作りました。ブラシ作りのときは、作成した画像を[シュリンク選択]で選択します。フチがぼけた画像の場合は新規レイヤーに登録したい画像のみを描画し、選択範囲を作成せず「素材の登録」を行うと失敗がありません。

ちなみに、なぜウィンドウぎりぎりの位置にブラシを描いているかというと、ウィンドウのフチを定規代わりにしているからです。 [編集]メニューから[素材の登録]→[画像をブラシ素材に登録]を選択し画像をブラシに登録します。作成したブラシ素材は、[パターンブラシ]ツールの[ツールセット]に反映されます。