11.セピア

最後のおまけ、「セピア処理」です。セピアを作るには色々な方法があります。例えば、茶色で塗りつぶした[比較(暗)]合成のレイヤーをいちばん上にかけると

このような感じのセピア調になります。格調高いクラシカルなイメージです。

今度はさきほどのレイヤーを外し、新たに茶色で塗りつぶしたの[スクリーン]合成のレイヤーをいちばん上に重ねます。さらに別のレイヤーに[フィルタ]→[効果]→[雲模様]で雲模様を描画します。[編集]メニュー→[特殊な描画]→[線の色を描画色に変更]を実行し、雲模様の色を黄色系の色にします。この雲模様レイヤーを合成モード[乗算]で重ねました。今度は古ぼけた写真のようなセピアカラーになりました。このように、レイヤーを重ねて様々な表現ができます。

いくらでも試せて、失敗してもいくらでも後戻りが出来るのがデジタルイラストの強みです。どんどん遊んで試してみるのがいいと思います。そうして遊んでいく中で、ツールの機能や効果などが徐々に頭に入り覚えられるので効果的です。

IllustStudioを使ったデジタルイラストの講座をやらせていただきましたが、いかがでしたでしょうか？もちろんご紹介した方法が全て正解というわけではありません。あくまで参考程度と受け止めていただいて、自分なりの描き方を見つけるためのヒントとして活用していただければ幸いです。

最後までありがとうございました。それでは、また。