5.特殊な描き方
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■IllustStudioの機能を使って新しい描き方に挑戦!
「髪のペン入れをしてから色を塗る」というのがオーソドックスな手法ですが、今回挑戦してみたのは「先に髪を塗ってから、自動的にペン入れする」というものです。名付けて「後からペン入れ」。
特殊な手法ですが、慣れれば新しい表現ができるのではないかと思い、チャレンジしてみました。さらにこの工程をアクションに登録すれば、作業も簡単になります。
アクション機能の詳細は、IllustStudioオンラインマニュアルの「ユーザーガイド」→「アクションパレット」を参照してください。
流れとしてはこんな感じです。
なんだか、逆再生ムービーっぽいですね。
■「後からペン入れ」の手順
[選択範囲をフチ取り]機能を使います。この機能を使うと自動的にペン入れしてくれるので、便利です。作例をつかって手順を説明します。
(1)新規ラスターレイヤーを作成し、髪の色を[ペン]ツールで描きます。
(2)[マジックワンド]ツールで着色した部分をクリック。選択範囲が表示されます。
(3)「新規ベクターレイヤー」を作成し、[編集]メニューから[特殊な描画]→[選択範囲をフチ取り]を選択します。ここで線の色や太さも変えられます。
(4)さらに[ペン]ツールで線を描き足します。
(5)髪の色を描き加えて完成。
髪の線は、[線幅修正]ツールで後から太さを変えることができます。
では、実際にこの手順で髪を描いてみます。
(1)[ペン]ツールのブラシサイズを大きくして、先に髪の毛を描きます。
(2)[選択範囲をフチ取り]機能を使って前述の「後からペン入れ」をします。
(3)さらにペン入れをします。
(4)髪を増やしていって…
(5)フサフサにします。
(6)髪の色を調整して出来上がり!
第3回の完成はこんな感じです。
次は、顔を描いていきます。
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