2.キャンバスの下地の作成
閲覧数 : 20125回 総合評価 : 1件
[ファイル]メニュー→[新規作成]から、新規ファイルを作成します。[規定のサイズ]から、[ポストカード(350dpi)]を選択しました。今回のイラストは、画用紙の質感を強く出した、水彩風の塗りでまとめたいので、下準備として絵を載せるキャンバスの下地を作ります。
[塗りつぶし]ツールで、キャンバス全体を下地にしたい色で塗りつぶします。暖かみのある生成の紙色(薄黄色)を表現したいので、薄黄色を流し込みます。
次に、この下地の色にテクスチャを張り込んで、紙の質感を出します。
今回使用したテクスチャは自作のもので、2Bの鉛筆を使ってアナログの画用紙を塗りつぶしたものです。これをスキャンして、さきほどの下地の色のファイルに[コピー]→[貼り付け]をし、[レイヤー]パレットの[透明部分をロック]にチェックを入れ、[編集]メニュー→[塗りつぶし]で茶色に塗りつぶします。テクスチャのレイヤーの合成モードを[焼き込みカラー]にして、不透明度を調整します。
さらに、[フィルタレイヤー]を重ねて、紙の凹凸(デコボコ)を表現します。[レイヤー]メニュー→[新規フィルタレイヤー]→[質感]を選択し、それぞれ[まだら模様1][画用紙][走査線(縦)]のフィルタレイヤーを作ります。これら合計3つの[フィルタレイヤー]の不透明度を調節して、好みの質感を出します。
決まったら、すべてのレイヤーを1枚に統合して完了です。質感のあるキャンバスの下地が完成しました。ここへ、さきほどクリンナップしておいた線画を乗せましょう。保存しておいた線画のファイルを開き、全体を[コピー]し、下地のデータの上に[貼り付け]をします。
線画のレイヤーを選択し、[レイヤー]パレットの[透明部分をロック]にチェックを入れて、[編集]メニュー→[塗りつぶし]で下地になじむ色(ここでは茶色)に塗りつぶしておきます。
これで、色を塗る手前の段階まで完了しました。
コメント