9.宝石着色
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ガラス管内部の宝石を着色していきます。
宝石着色中は、作業し易くする為に、前回塗ったガラス管の表面を非表示にしてます。
今回宝石は、宝石用のレイヤーフォルダを作り、その中のレイヤーで着色するようにします。
下塗りで塗り分けておいた宝石レイヤーを宝石フォルダに移動してきました。
それでは、宝石の着色を開始します。
まずは、宝石内部の着色を始めます。
ここではまだ宝石表面の反射は考えません。
宝石は、上部のメカから光を受けています、加えてメイン光が右奥から当たっています。
最初に、おおまかに色を置いて、大体のイメージがつかめてきたら、宝石奥側の立体と面を意識して、細かく塗り込んでいきます
反射面は鮮やかな色、反射が少ない部分程、黒くなるように塗ります。
宝石内部の着色が出来たら、新規にレイヤーを作成して、以前紹介した[水彩]ツールの自作「水晶濁り」ブラシで少しアクセントを加えます。
宝石を着色したレイヤーの上に新規レイヤー「濁り」を作成します。
ブラシの径を大きめにして白で着色した後、[透明部分をロック]して、明るめの青でおおまかに色を重ねます。
はみ出た部分があるので、宝石部分のみ描画されるようにします。
[レイヤープロパティ]パレットの[下のレイヤーでクリッピング]をチェックします。
加えて[レイヤー合成モード]を[覆焼カラー]にしたら、宝石内部はほぼ完成です。
続いて宝石表面の着色です。
今度は宝石表面の光沢のみ塗ります。
新規レイヤーを作成して、宝石内部とは別のレイヤーに塗っていきます。
ポイントは、宝石の表面の光沢なので、上から受けた光と、サブ光の左手前の光を主に意識して塗ります。
宝石表面の反射光は、宝石内部を通過ていないので、殆ど白、もしくは光源の色を使います。
塗り終わったら、[下のレイヤーでクリッピング]に設定して、[レイヤー合成モード]を「加算(発光)」にします。
宝石中央が薄暗くなっているのは仕様です。
後程、明るい色を、エフェクトとして中央に置きたいと思っています。
最後に、宝石フォルダの合成モードを「ハードライト」に変更して完成です。
試しにガラス管と、下書き背景を表示すると、こんな見栄えになります。
この段階では、全体的に若干暗めですが、後で発光エフェクトを仕込むので今はこれでOKです。宝石は金属以上に、資料を見たり練習したりする事が大事になると思います。
ちなみに、現在のレイヤー構造はこのようになっています。
羽フォルダ(通過)
・クリアパーツ(通過)=羽表面
・リング=羽内部
女の子フォルダ(通過)
・クリアパーツ(通過)=頭部の装飾表面、腰のメカのクリアカバー、靴の一部
本体=クリアパーツ以外の部位
メカフォルダ(通過)
・クリアパーツ(通過)=メカの表面のクリアカバー
・ガラス管(通過)=ガラス管の表面
・本体(通過)=・ガラス管の奥側
これでキャラクターの着色がほぼ終わりましたので、次回は背景を進めたいと思います。
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