7.ベクターレイヤーを使ったペン入れ(消しゴム機能を使う)

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : 村上ゆいち(むらかみゆいち)
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使用ツール:[消しゴム]ツール

個人的に、この修正作業こそベクターレイヤーが一番力を発揮する工程ではないかと思います。
先ほど使った[線つまみ]と[線編集]はもちろんですが、ここで一番役立つのは[消しゴム]ツールの[交点消去]機能です。

[ツール]パレットで[消しゴム]ツールを選択したら、[ツールオプション]にある[ベクター線]の項目から真ん中のアイコン[交点までを消去]をクリックして選択します。


上図のように、[すべてのレイヤーを参照]にチェックを入れておくことで、髪のペン入れのときのように「ペン入れ決定レイヤー」と「補助レイヤー」など、バラバラのレイヤーに線を描いていても同じレイヤーのように作業できます。

下図のように使います。

 

ベクターレイヤーで使う[消しゴム]はベクター線の中心線を基準に消しているため、ラスターレイヤーに比べて『プツリ』と消えます。
中心線を意識せずに使うと線がボロボロになってしまうため、私も以前1度くじけたことがあります…。

ただ、ラスターレイヤーのように細かい線をたくさん描いてしまうとそうなるだけであって、長い1本線であれば問題無く綺麗に、正確に、そして効率よく消せます。

これさえ押さえておけばまず安心です。あとは根気の続く限りひたすら描きます。

人物と髪(白子・黒子別々)のレイヤーのペン入れがそれぞれ終わりました。

 

次は、それぞれのレイヤーの重なっている部分の線を消去して、線画の微調整をします。

 

作者プロフィール:村上ゆいち(むらかみゆいち)  (サイトURL:http://xmrkm.blog114.fc2.com

気付くとロングヘアーの女の子ばかり描いています。

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