11.レイヤーの整理
提供者 : セルシス
更新日 : 2015/06/30
閲覧数 : 10027回 総合評価 : 1件
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線画がひとおおり完成したので、着色の工程の前にレイヤーを整理しておきます。
この時点でのペン入れレイヤーの構成はこのようになっています。
1.ベクターレイヤーのラスタライズ
今回はここでベクターレイヤーをラスターレイヤーに変換します。
※特に意味は無く、ベクターレイヤーのまま進めても問題ありません。また、この時点のデータをバックアップ保存しておくと安心です。
(1)「髪」レイヤーフォルダを選択した状態で右クリックし、表示されるメニューから[選択中のレイヤーを結合]を選択します。
(2)[レイヤーの結合]ダイアログが表示されたら、[種類]がラスターレイヤーになっていることを確認して[OK]ボタンをクリックします。
※データをなるべく軽くしたいので、[元のレイヤーを残す]のチェックは外しています。
(3)「髪」レイヤーフォルダに入っていた黒子と白子のペン入れベクターレイヤーが結合されて、1枚の「髪」ラスターレイヤーに変換されました。
同じように、「人物」の線画も結合してラスターレイヤーに変換しておきます。
2.レイヤーの整理
次の着色の工程で[塗りつぶし]ツールが使いやすいように、ラスタライズした線画レイヤー(人物・髪)を、「ペン入れ(参照元)」と名付けたレイヤーフォルダにまとめて入れておきます。
フォルダ名に「(参照元)」と付けたのは、次回の着色の工程で色を塗りつぶすときに、このフォルダを[参照レイヤー]に設定するからです。
塗りつぶすときは、ベクター線のように線がはっきりしている方が作業しやすいです。先程[色鉛筆]で加筆した「ペン入れ(ラスター強調)」レイヤーは、細かい線が多く塗り残しの原因になるのでフォルダから出しておきます。
次は、着色の工程を紹介します。
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