8.着彩の準備
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ペン入れを終えたら着彩です。
その前に、まずは全体の配色を決めるためのカラーラフを作ります。
1.カラーラフの作成
描画ツールを[中芯]に変え、[ツールオプション]パレットで[硬さ]や[不透明度]をカスタマイズしてから、背景レイヤーにベタベタと配色していきます。
■作業手順
(1)カラーラフを塗るためのツールを設定します。
①[ツール]パレットで[鉛筆]ツールを選択します。
②[ツールセット]パレットにあるツールセット(あらかじめ用意されている設定)から[中芯]を選択し、[ツールオプション]で設定を調整します。
A:ブラシのサイズを調整します。左端にある縦線で最大値を設定したら、最小値をスライダーの右端にある三角形を、最大サイズの半分くらいの位置に移動します。大まかに色を塗るため、最大値を大きめに設定しておきます。
B:ブラシの不透明度を調整します。最小値を右端いっぱいまで移動して、不透明度が筆圧で変わらないようにします。
※スライダーの隣にある[影響元]を[筆圧なし]に設定しても同じです。
C:ブラシの硬さ(ペン先の周辺部の効果)を調整します。一番右のバーをクリックして硬さを最大値にします。
D:手ブレ補正をoffにします。インジケータの5つあるバーの一番左端をクリックします。左端は「0(ゼロ)」に設定されているため、手ブレ補正機能が「off」になります。
(2)「ペン入れ」レイヤーの下に、カラーラフ用のレイヤーを新規作成します。レイヤー名を「カラーラフ」に変えたら、(1)でカスタマイズした[中芯]で塗っていきます。
塗ってみて少し色味が違うかな?と思う部分があったら、[カラー]パレットから新たな色を探すのではなく、[マジックワンド]ツールなどでその部分の選択範囲を作り、[色相・彩度・明度]フィルタのスライダーで色を調整します。選択範囲を作りやすいように、ブラシの[硬さ]を最大にして塗っています。
2.塗り込みの準備
カラーラフが描けたら塗り込み作業に入りますが、その前に作業効率を考えて、線画を補完するレイヤーを作成しておきます。
レイヤーを1枚作成し、[塗りつぶし]ツールで一気に色を流し込みやすいように、線画の開いた部分を赤線でつないでおきます。
■作業手順
(1)「カラーラフ」レイヤーを一旦非表示にし、線画の補完用に新規レイヤーを作成して、レイヤー名を「つなぎ」に変更します。
(2)[鉛筆]ツールの[ツールセット]パレットから[濃芯]を選択し、「つなぎ」レイヤーに赤色で線画を補完する線を描いておきます。
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