9.恐竜の加筆
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恐竜にハイライトを付け、皺や鱗などの細部を描き込みます。
1.光の当たっている部分とハイライトの加筆
(1)新規レイヤーを作成し、合成モードを[オーバーレイ]に変更したら、このレイヤーに光の当たっている部分とハイライトを描き込みます。
(2)「1.ラフの作成」でカスタマイズした[鉛筆]ツールの[濃芯]で、光の当たっている部分をベージュ色で明るく描き込みます。
(3)同じくカスタマイズした[濃芯]を使って、クリーム色でハイライトを入れます。
2.レイヤーの結合
これで仕上がりの色が決まり、遠目で見れば一見完成に見える状態になったので、背景以外のレイヤーを結合しておきます。
(1)背景以外のレイヤーを結合します。結合したいレイヤーをアクティブ(青く選択されている状態)にしたら、右クリックメニューから[選択中のレイヤーを結合]を選択します。
(2)[レイヤーの結合]ダイアログで、[レイヤー名]に「恐竜」と入力したら、[OK]をクリックします。
これでレイヤー構成が、再び「背景」と「恐竜」の2枚になります。
3.細部の描き込み
キャンバス表示を拡大し、カスタマイズした[鉛筆]ツールの[濃芯]で、「恐竜」レイヤーに細部を描き込んでいきます。
■ショートカット(キーボードでの操作)
[虫めがね]ツール(拡大)の一時切り替え | [Ctrl]+[Space]キー |
[虫めがね]ツール(縮小)の一時切り替え | [Ctrl]+[Alt]+[Space]キー |
■皺
恐竜に塗ってある影色を、[Alt]キーのスポイト機能で色を取得しながら描いていきます。
筋肉の凹凸や立体感を意識しつつ、『曲がっている部分は皺が密集しているかな』など、想像しながら表面をなぞるように皺を入れます。
■鱗
鱗は身体全体に描き込むのではなく、ハイライトを入れた部分に[Alt]キーのスポイト機能で色を取得しながら描き込みます。
■右手
右手は左足と重なっていますが、距離があるので色のコントラストを弱めにして細部を描き込みます。
■トゲ
背中のトゲなど、背景にはみ出す部分は背景より上にレイヤーを作って描き足します。
■濃い影
新規レイヤーを作成し、「恐竜」レイヤーの上に重ねます。
合成モードを[乗算]にして、恐竜にさらに濃い影を描きます。
■ハイライト
影を塗ったレイヤーより上に新規レイヤーを作り、[鉛筆]ツールの[デッサン鉛筆]で爪などの尖った部分に、はっきりしたハイライトを描き入れます。トゲは一番上の「レイヤー」に描いてあるので、同じレイヤーにハイライトを描き込みます。
■目
同じく[デッサン鉛筆]で目を描き、ハイライトを描き入れます。
最後に、「背景」レイヤーより下にあるレイヤーを結合し、1枚の「恐竜」レイヤーにしたら、恐竜は完成です。
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