1.ラフスケッチのスキャン

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : 遠田志帆(えんたしほ)
閲覧数 : 15310回 総合評価 : 3件

最初に、アナログで描いたラフスケッチを、スキャナから読み込んでIllustStudioのキャンバスに配置します。

 

1.キャンバスの作成


スキャン画像を読み込む前に、イラストを描くキャンバスを作成しておきます。

(1)[ファイル]メニュー→[新規作成]を選択します。
[新規作成]ダイアログが表示されたら、[規定のサイズ]のプルダウンメニューから完成予定サイズの「B5(350dpi)」を選びます。

 

ダイアログの[OK]ボタンをクリックすると、画面上に新規キャンバスが表示されます。

(2)[レイヤー]パレットでレイヤーの名前を「背景」に変更します。
レイヤーの名前部分(下図の赤枠部分)をダブルクリックすると、任意の名前を入力して変更できます。

 

2.ラフスケッチのスキャン


キャンバスができたら、ラフスケッチを読み込みます。

(1)[ファイル]メニュー→[読み込み]→[スキャン]を選択します。

 

(2)スキャンダイアログが立ち上がったら、使用しているスキャナのドライバに合わせてスキャンします。

(3)スキャンが完了すると、[処理選択]ダイアログが表示され、読み込み方式を2種類から選択できます。
スキャン画像を通常のレイヤーと同じように加工したいので、ここではラスターを選びます。

 

(4)スキャン画像を読み込めました。

 

3.ラフスケッチの色調補正


スキャンされたラフスケッチの色を、下絵として使いやすいように調整します。
背景の余計な色を飛ばし、線画部分をはっきりさせます。

(1)[フィルタ]メニュー→[レベル補正]を選択して、[レベル補正]ダイアログを表示します。


(2)[レベル補正]ダイアログの[入力]にあるコントロールポイント(△)を中央に移動します。
こうすると、画像の白っぽい部分がより白くなり、黒っぽい部分はより黒くなるため、ラフスケッチの背景が白くなって線の色が多少濃くなります。

 

[レベル補正]ダイアログの右下にある[プレビュー]にチェックが入っている状態で、キャンバス上のプレビューを見ながら調整します。

 

4.ラフスケッチの修正


ラフスケッチの少女の頭が大きいので小さく調整します。

(1)[ツール]パレットから[投げなわ選択]ツールを選択し、小さくしたい頭部を囲むように選択範囲を作成します。

 

(2)選択範囲の下に表示される[選択範囲ランチャー]から、[移動と変形]アイコンをクリックします。
[移動と変形プロパティ]ダイアログが表示されたら、[処理の種類]を[拡大・縮小]にし、[元画像の比率を維持]にチェックが入っていることを確認します。

 

※[編集]メニュー→[移動と変形]→[拡大・縮小]を選択しても同じ操作ができます。また、[選択範囲ランチャー]が画面上表示されない場合は、[表示]メニュー→[選択範囲ランチャー]にチェックを入れると表示されます。

(3)表示される赤いガイド線やガイド線上のハンドル(□)をドラッグして大きさを調整します。

 

POINT
[移動と変形]の作業中に選択範囲内の画像を移動したい場合は、ガイド線の内側をドラッグすると移動できます。また、ガイド線の外側をドラッグすると回転できます。

 

(4)修正できたら、[レイヤー移動]ツールでラフスケッチの位置を、キャンバス上の任意の位置に移動します。

 

(5)最後に、スキャンしたラフスケッチのレイヤー名を「ラフ」に変え、レイヤーの合成モードを[通常]から[乗算]に変更しておきます。ラフスケッチの背景色は白色になっていますが、[乗算]にすると白色部分が透明になって表示されるため、後の工程で下のレイヤーに描画したものを透かして表示できます。

 

作者プロフィール:遠田志帆(えんたしほ)  (サイトURL:http://www17.plala.or.jp/shiffon/

秋田出身埼玉在住のイラストレーター。主な絵仕事は壁井ユカコ「14f症候群」「NO CALL NOLIFE」、綾辻行人「Another」(角川書店)、柴田よしき「朝顔はまだ咲かない」(東京創元社)、「百合アンソロジーひらり、」(新書館)表紙等。「公式IllustStudioステップ バイ ステップ」(ワークスコーポレーション)でメイキングを紹介。

コメント
コメントはありません