19.遠景の描写・月
提供者 : セルシス
更新日 : 2015/06/28
閲覧数 : 5534回 総合評価 : 1件
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月の描写に入る前に、レイヤーをある程度統合しておきます。
統合後のレイヤー構成は下図のようになりました。
(1)新規レイヤーを作成し(「月」レイヤー)、月のベースとなる円形を描きます。
円形を描く場合、本来ならば[図形]ツールを使用するところですが、今回は簡単にブラシの形状を利用します。
カスタマイズした[ベタ塗りペン]のブラシサイズを最大値「999.9」まで上げて、ポンと置くように描画しました。
(2)その上に新規レイヤーを作成し(「月模様レイヤー」)、カスタマイズした[水彩着色筆]で月の模様を描いていきます。
(3)最初に描いた「月」レイヤーの不透明度を下げ、月が空にうっすらと浮かび上がるような情景にしました。
(4)最初に描いた「月」レイヤーを複製し(「月のコピー」レイヤー)、「月模様」レイヤーの上に配置します。不透明度を100%に変更したら、このレイヤーにマスクをかけます。
「月のコピー」レイヤーを選択した状態で、[レイヤー]メニュー→[フィルタフォルダ化]→[マスク(全領域を表示)]を実行して、フィルタフォルダとフィルタレイヤーを作成します。
「マスク(全領域を表示)」フィルタレイヤーの左上の隅に[描画色→無色(線)](黒→無色)のグラデーションを描画します。
(5)このフィルタフォルダの名前を「月光」に変更し、不透明度を39%まで下げます。
下図のように、月に太陽の光が当たっている部分(右下)と影になっている部分(左上)を表現できました。
(6)「月光」フィルタフォルダの上に「月模様」レイヤーをもう一枚作成し、[水彩着色筆]でクレーターの溝に影をつけていきます。
最後に、レイヤーの不透明度などを調整し、月が完成しました。
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