提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/28    作家 : 一紅(カヅコ)
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融合させている段階で、「この線を修正したい」と思ったところは、線画を[消しゴム]ツールで消してしまってかまいません。

ペンツールで、加筆修正をする

例えば、この羽衣がかかった左腕の部分や、手の描写は塗りつぶれや、線画と大きくずれてしまい、境界線がよくわからず修正が必要なところが多々あります。

そういう場合は、[消しゴム]ツールで線画を全部消してしまい、描き足していきます。

その際に、使うツールは大きく分けて3つになります。

こちらは、サイズを変更する以外はすべてデフォルトの設定です。

色合いは、人物の境界線に合わせてスポイトツールで色を取ったり、それに近い色をカラーパレットから見つけ出して、随時変更して結構です。

もとあった線画と混同しないように新たに、乗算レイヤーを作ります。

加筆する部分によって、色はもちろん、筆圧や、ペンの太さを変えて描いてください。

ペンを使用するときは、人物と背景の境界線のメリハリをつけるために、「2.線画制作」で紹介したの描き方の要領でいったん[筆ペン]ツールで濃く書いた後、[消しゴム]ツールで柔らかく太い部分を削ります。

また、部分の線が不自然に途切れないように、2pxの[水彩]ツールで細く人物の線をランダムに描いていきます。

例えば、手の部分は太めの[筆ペン]ツールで大まかに描いた後、[消しゴム]ツールなどで少しずつ、その線とのバランスを考えて削っていきます。

また、指の股や、つめ部分は2px前後の細さで加筆修正します。

画像をズームイン・ズームアウトしながら、線の太さやコントラスト、バランスがちゃんとしているか確認を取り、だいたい、線が整ったら、くすんでしまっているアナログ画の彩度をほんの少し上げます。

(1)読み込んだ画像レイヤーを選択します。

(2)[フィルタ]メニューから[色相・彩度・明度]を選択します。

(3)[色相・彩度・明度]ダイアログが表示されるので[プレビュー]にチェックを入れ、設定を変更します。

色相:6
再度:1
明度:6

に変更しました。

こちらで、線画の描きだしはだいたい終わりました。
※植物や、髪の毛、月などはまた別の方法で描きます。

とにかく、人物と背景のコントラストをはっきりとしながらも強すぎずに描くため、線画はランダムに線を引き、加筆修正を繰り返していきます。

作者プロフィール:一紅(カヅコ)  (サイトURL:http://www7.ocn.ne.jp/~amazon-s/top.html

主にアナログとデジタルを融合した少女イラストを描いています。

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